定め無き世の大晦日
後、数時間で今年が過ぎてゆく。
数日前に檀家さんが亡くなり、本日は葬儀。
御世話になった方の葬儀もあり、あわただしい年の瀬である。
生老病死は人と刻を選ばないのだと改めて実感した。
今月に入ってから友人や知人に出産が相次いだ。
去る命があり生まれる命がある。
世界中で限りなく生と死が繰り返されている。
生命という営みが何か明滅する光のように感じられる。
窓の灯やわが家うれしき夜の雪 永井荷風
熱燗やいつも無口の一人客 鈴木真砂女
何か愉し年終わる夜の熱き湯に 日野草城
本年も駄文を綴る日が多かったが、御付き合い頂いた皆様に感謝を申し上げたい。
もうしばらくしたら本堂で年越しのお勤めである。
ブログを読んで下さったかたの御多幸も祈念しようと思っている。
合掌
【オマケ】
五木ひろし「山河」
良い歌だと思ったら小椋佳さんの曲でした。
…顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか…
…ふと想う 悔いひとつなく悦びの山を 築けたろうか…
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