法話スベり、七草粥の後の暴飲


今朝は母親が七草粥を作った。


七草の他に、刻んだサツマイモが入っていた。
お粥というのは優しい味がしていいものだと少し嬉しくなった。


七草粥というのは江戸時代に広まったとされる。

健胃作用のあるハーブを入れたお粥で正月に食べ疲れた胃を整え、家族の無病息災を願うとされる。
私は中国の薬膳の影響があるのではないかと勝手に想像している。





年頭に祈祷をするという行事が全部で5つある。
壇家さんとの互礼会を兼ねていたり、地域の行事だったりと、いろいろである。



本日はその2回目。
兼務している観音寺というお寺の互礼会を兼ねている。


ここ数年のテーマは法要や法事の前に法話すること。
法話といっても3分から5分くらい。


ただ3分といっても原稿用紙10枚くらいの内容になるからバカにならない。



私も友人と喫茶店やファミレスで何時間も話し込んだりといった経験は少なくないが、ある程度の内容のことを分かりやすく伝えるというのはやはり難しい。


葬儀の場合だと、僅かな言葉の選びかたで聞き手に不快感や誤解を与えることもある。
それなりにリスクがあるのである。



今日も祈祷の前に少し話そうと思ったがやはり上手くいかない。

大体失敗するというのは定石のパターンがある。


 自信が無い
→話にメリハリがなくなり
→笑いをとるはずのところでスベる
→さらにテンションが下がる
→ますますグズグズになる


本日も、このパターンで法話が崩壊…(涙)


祈祷を終えると会食になる。


行事ではお酒が出るが「車なので」と言うとスル―できるので安心していたら、
某檀家氏に「本日は年頭ですから是非」みたいなことを言われた。


法話も祈祷も盛り上がらないのに、この会食はやたらに盛り上がった…


アルコールが身体に合わないのか、飲酒に対する欲求は殆ど無い。
ただこういう席を供にするのも大事なことだと思っているの注がれるままに飲んでいたが、帰宅すると猛烈に気分が悪くなった…


突っ伏していると、母親が夕食の準備を始め、よりによってこってりした揚げもの。
ダウン寸前の胃に油の濃厚な香りを嗅いだらトドメを刺されたように怒涛の気分になった。


それにしても七草粥を食べた後に暴飲とは…


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