下界は雪にて

本日は夕方まで兼務寺院にて留守番。

みぞれの降る悪天候の為、参拝者無し。

ついつい、つまらない妄想で時間を忘れていたが、しばらくしてお茶を飲もうとして寺務所のキッチンに入ると異臭が。

ヤカンをかけっぱなしにしていたのだ。

ステンレス製のヤカンの底が真っ赤になってるのって見たことありますか？

かなりヤバかったです。

しばらくして物音がするので受付に出ると、制服姿の人物が二人。
本日は消防署の査察の日だったのだ。

査察といっても消火器の点検くらいであるが、本堂の消火器はすごく古かったらしい。

「この消火器は…阪神優勝の年のですね」

と指摘を受けた…

1985年製でした。

夕刻に下山。
山の上は雨まじりの雪であまり積もらなかったので安心していたら、珍しく市街のほうが積雪量が多かった。

国道27号線を走っていると、ものすごい振動。
一瞬「タイヤがはずれかけてる！」と焦った。
雪が路面に積り、凸凹になっているので、タイヤがとられていたのだが。

山寺は国道からわずか800メートルしか外れていないが山間なので積雪量が増える。

山門前まできたらで雪にタイヤをとられて動けなくなった。

みぞれのような冷たい雪の中を除雪してようやく帰宅。

夜には地響きのような雪おこし。春はまだ遠い。

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