馬頭観音の謎
もうじき中山寺の御開帳が終わる。
私は御室派と東寺派を兼務しているので御つきあいがある。
御開帳は今月20日までだが、大変素晴らしい馬頭観音様なので多くの方に御拝観頂きたいと思う。
【ふくい歴史百景】
http://fukui100kei.dogaclip.com/kanko/Profile-100000037.html
上記のサイトには小さいが中山寺と馬居寺の馬頭観音の御写真がある。
それにしても馬頭観音という仏様は特異な仏である。
どうも私は馬頭観音への信仰は聖徳太子への崇敬と深い関係があるのではないかと感じている。
馬居寺の創建は聖徳太子の愛馬に由来するとされる。
三重県に蓮光院初馬寺(れんこういんはつうまでら)という真言宗御室派のお寺があり、このお寺も聖徳太子が馬頭観音を刻んで本尊にしたという由来を持つというのである。
山号は馬宝山でかなり馬尽くしのお寺である。
聖徳太子は馬小屋で生まれたという
この馬つながりで引っかかるのは蘇我馬子がやはり“馬”であることだろうか。
聖徳太子が馬小屋で生まれたというのは景教=キリスト教の影響という人もあるし、中には蘇我馬子の屋敷で生まれた!という説まである。
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GW中にたまたま神保町の書店で見た今木健之という方の本に馬頭観音のことが書いてあった。
筆者は観音研究をライフワークとされているようだが、少し論理に飛躍と思い込みを感じたので買うのはちょっとためらっている。
GW中いろんなところに行き、いろんなことを考え、またいろんな出逢いがあった。
まだ少し頭のなかの整理がつかない。
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