ひつじのショーンは夜語られる 甘酒はなぜ夏に売れたか
娘は「羊ショーン」というイギリスのアニメをよく見ている。
これは絵柄が綺麗で大人も笑えるコメディになっている。
夜になると妻に「ひつじのショーン」のストーリーを話してくれとせがむ娘。
録画したアニメを繰り返しみて、寝る時はストーリーを語ってくれとせがむ。
どんなけ好きなのよ…
妻の独演会を延々聞いてようやく寝る娘。
昨日は仕事で疲れて帰ってくると相変わらず娘が元気全開なので、妻を応援するつもりで一緒に添い寝して寝かしつけるはずが…
「ひつじのショーン」のストーリーを聞いて笑ってるうちに先に寝てしまう父…
というわけでブログの更新果たせず。
自分でも感心するくらいすぐ寝る…多分、あんまり物を深く考えないタチなのだろう。
本日は彼岸の入り。松尾寺の彼岸の供養に出仕。本日から4日間、中日までの出仕である。
本堂前には少し雪が残っていてやはり標高が高いのが感じられる。
相変わらず屋内にいると少し肌寒いくらいである。
予報では数日後、再び気温が零下になるとのこと。こう寒暖の差が激しいと身体に応える。
昼から法務1件の後、夕方は市役所の農林課が薪を提供してくれるので受け取りに。
軽トラックに一杯くらいとのことだったので張り切って、老僧に1トントラックを出してもらい西舞鶴の別所というところへ。大浦に負けないくらいの田舎ですね。
薪はちゃんと割木にして針金で束ねてある。
1人12束ということで、冬のお風呂なら1週間分くらいであろうか。
それでもこれくらいの薪を自分で作ろうと思えば半日はかかる。有難く頂戴した。
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甘酒ブームから今度は発酵食品に関する本が読みたくなって、この分野で多くの業績を挙げておられる小泉武夫さんの本を買ってみた。
発酵学・醸造学を探求されるだけなく、地域起こし、特許の取得など才気煥発、行動力に溢れた方らしい。著書も80冊以上ある。
「発酵は錬金術」に甘酒について書いた一節があって、なかなか興味深かった。
「甘酒」は冬の飲み物というイメージがあるが、俳句では夏の季語である。
江戸時代には市内で甘酒を売る商人が多く見られたという。
著者の調査によれば江戸時代には夏に人が亡くなることが大変に多かったという。
どれくらい厳密な調査かはさておき、夏に人が亡くなることが多かったという指摘は興味深い。
どうも江戸時代は夏に体力が衰弱して死亡する例が多かったようなのである。
甘酒の成分を分析するとブドウ糖だけでなく、全てのビタミン類とアミノ酸が含まれているという。
ブドウ糖、ビタミン、アミノ酸が入っている溶液といえば点滴である。
身体の衰弱する夏に点滴に匹敵するくらい滋養のある甘酒が求められたということらしい。
そういえば土用にうなぎを食べるという習慣も江戸時代に遡る。よく江戸時代の人もうなぎを食べて夏バテ対策をしていた…などというが、江戸時代の人々にとって厳しい夏を乗り切ることは生死に関わるくらい重要なことだったのかもしれない。
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