花日記 心不思議なり 『仏舞』前日

 



【花日記】

今年はびっくりするくらい藤の花があちこちに見られる。

今年は筍が少ない。

さつき咲き始める。

サルスベリの新芽で始める。


コデマリの蕾に白い色が付き始める。咲いた花も綺麗だが
緑がかった蕾もとても美しい。


ネットで購入した銀杯草をポットに20杯ほど増植。

「最近、銀杯草が多いなそろそろ引っこ抜いてしまおう…」と老僧が恐ろしいことをつぶやいていたので慌てて止める。間一髪…





明日からは娘は幼稚園へ通園。



そういえば娘の通園のことで自分の幼稚園の頃を思い出したら優しかった多くの先生のことを想い出した。







幼稚園の頃が私にとっての記憶の始まりだが、一番印象の残っているのはやや大柄な女の先生のことである。



髪のパーマや眼元の濃いアイシャドウが印象的だった。



暫くその先生の記憶を反芻していて、その先生の記憶が自分の中に別の形で残っていることに気がついた。




それは自分が好ましいと思う女性のタイプのひとつがこの幼稚園の先生と重なるということである。



そのことに今更のように気付いて少し意外でもあり、驚きでもあった。



心というのは不思議だな…と改めて感じた。





明日は松尾寺の大祭「卯月八日」(うづきようか)である。




昼頃から本堂で多くの寺院が出仕した法要の後、本堂に舞台をしつらえて仏の仮面をかぶった演者が静かに舞う。




この行事は『仏舞』(ほとけまい)と呼ばれる。



本日は午後から仏舞に備えた準備のお手伝いに出かけた。



本夕7時からは本堂で塔婆回向。



先代住職が塔婆を読み、さらに西国札所の御詠歌を吟じて供養を行う。



本夕に塔婆回向を行い、明日は大祭、さらに明日の夕刻も総供養という塔婆供養を行う。


出仕するのは以上だが、それ以外にも供養や読経があり、往時の法要のスケールの大きさと丹念さを見る思いがする。



本年は随分と気温が低い。




松尾寺は標高が高いのでストーブを焚くほどの寒さだった。



特に7時からの供養は寒さがこたえた。




明日は本日より気温は上がりそうだがまだ気温は低いだろう。




それでも雨が降らないのが何よりである。穏やかに舞う仏様達は多くの参詣者を魅了するに違いない。




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