仏舞う 営業に向かない日
【仏舞】
重要無形文化財の仏舞を含む法要が松尾寺で行われたので出仕した。
天候は清々しい晴天。
昨日も法要の準備のお手伝いに出仕したが、寒さに身を震わせた。
本日より10度以上気温が低かった。
それにしても今年の冬は寒いのだろうか…
昨年、当地は豪雪に見舞われたが、松尾寺の一帯は舞鶴屈指の豪雪エリアである。
昨年の降雪記録はなんと…
2メートル47センチ
と地元の方に伺った。溜息のでるような豪雪であるが、昔はもっと降った年もあったという…
仏舞が無事終わり、後片づけに庫裏に行くと、時々ウチのお寺にもこられる巡拝用品の営業マン氏が玄関で松尾寺の御住職をつかまえて談笑&商談。
営業自体は珍しいことではないが、年に一度の大法要の当日、御住職は眼が回るほど忙しいはずである。
こんな日に営業に来てはいかんだろう…と少し心配になった。
ちなみにこの日営業マン氏が持ってきたのは巡礼用の白い布製の帽子。
何の変哲もない布製の帽子だが…
全面に般若心経がプリントされているのである。
思わず…
「耳無し芳一か!」
とツッコんだら、松尾寺の御住職にちょっとウケた。
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営業マン氏も負けてなくて、
「町中ではこうしてかぶるんです!」
ひっくり返すと般若心経バージョンからただの白い帽子へ。
リバーシブルになっているわけですね…
仕方が無いので本日がこのお寺にとってとても大変な日であることをやんわり説明したら慌てて帰っていった。
やはりセールスは引き際が肝心である。
午前中から出仕して、法要、後片づけがあり、その後夕方から真言宗の寺院だけによる供養。
明日は地元仏教界の花祭りなのでそのリハーサルが7時から9時過ぎまで。
かなり疲れて居りますので本日はこれにて。合掌
【この歌を聞いたら5%くらい疲れがとれました】
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