龍樹コンプレックス　　華麗なるレビュー

本日で地元仏教界の林間学校も無事終了。

登山　プール　ディナーバイキング　夜間自然観察　海岸の散歩、工作　座禅…

かなり盛りだくさんの内容だったが天候にも恵まれ楽しい時間をすごすことができた。

下見の時に熊が目撃されたらしいのでお遍路用の杖に鈴をつけて一緒に山に登る。

鈴をシャラシャラ言わせながら宿泊所に帰ってくると

どなたかが

「お大師様だ！」

と合掌。かなりふざけてます。イジられてるのか…

食事はカレーなどを自炊することもあるが今回は地元で人気のバイキングレストラン“ふるるファーム”を利用。

はっきりって…

ところどころで手抜きをしないと引率するほうも体がもたないのである（笑）

お店のご好意で子供向けに流しそうめん、綿菓子、カキ氷などの特別メニューも用意され子供たちはおおいに満喫したようである。

引率のご住職も10名以上集まって下さった。

夕食のとき、向かいの席に久しぶりにお逢いする若いご住職が座られたのでしばし歓談。

龍樹の「中論」を攻略しようとして失敗したというお話を伺って…

ものすごく共感！

空思想は仏教の柱のひとつであり、その大成は龍樹によってなされた。

ただ難解きわまる論考に座礁沈没の連続ですっきりしない読書体験だった記憶がある。

龍樹の「中論」に挫折したお坊さんは全国にゴマンとおられるに違いない…

このご住職は般若経典に関心があるといわれるので先日、密林で買った梶山雄一「般若経」をお貸しすることにした。

龍樹は真言宗では「龍猛」として八祖の一人に数えられる最も重要な祖師の一人である。

釈尊の説かれた縁起、龍樹に先行する般若経典　、あるいは般若経典が否定した思想（説一切有部など）を系統だてて整理して理解するのはなかなか大変である。

密林の古書で梶山雄一「空入門」を買おうかレビューを見ていたら

“VIVEKATREK”さんいう方の密度の濃いレビューに驚嘆。

この方の他のレビューを見ると膨大な専門書を明快に論じておられて、

レビューを超えた内容である。

こんなレビュワーさんもいるのだとかなり感心してしまった。

もうちょっといろいろ書きたいがさすがに疲れたのでもう寝ます。

何しろ子供と一緒に座禅したら、
子供たちより先に警策の一撃を頂いたのでだいぶ疲れてます…

にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます！
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします（＾人＾）