そそっかしい人  星屑ロンリネス

 


葬儀や法要では剃髪することにしている.


以前、剃髪したつもりが剃り残した部分があったので、


先日も、とにかく念入りに剃髪し、仕上げに家族にチェックまでしてもらったのだが、
車に乗ってからふとルームミラーをみたら…



ヒゲを剃り忘れていることに気がついた…



かなりブルーな気分で法務先に向かいました。


そんなそそっかしい失敗を良くする。



葬儀となると失敗は許されないが


それでも…


一度だけ、葬祭ホールから斎場にいくタクシーに乗ってふと足元を見ると
ホールで借りた金襴のスリッパだったことがある。


「脚下照顧」


この禅語は足元を顧みるというとごく日常的な意味にもとれるが、



考えるほどに深遠な意味がるのではないかという気がする。


悟りという真理の探究を目指しているようで、
果たしてしっかり地に足がついているか?
頭でっかちなのではないか?


そんなことは常に問われるべきだろう。


「脚下照顧」とは仏道に限らず、個人や企業にも当てはまるのではないだろうか。


ものごとがうまくいっているとうかうかしていたら大失敗をしてしまう…実によくある話である。



少し話は変るが、風水に関心のある方も多いが、


風水では玄関をとても大事にする。


玄関の掃除が行き届いて、整頓されていることは開運の必須条件であると思う。


靴が乱雑に散らかった家にはあまり発展性は期待できないかもしれない。



さらに話は横にそれるが…


私達のふるまいすべてに金太郎飴のように私達のありかたが投影されていると思う。



つまり揃えずに置かれて靴というのはその人の意識を表していることになる。


靴を揃えるということは小さなことだが、その小さなことを軽んじていてるという意識が見てとれるわけである。




私などどちらかというと大雑把で粗雑に類する人間なのでかなり自戒を込めた話である。



それはある意味怖い世界ではないだろうか、
自分がどんなに取り繕ろうが、その人の脱いだ靴を見ればその人物が顕になるということは。


http://www.youtube.com/watch?v=sdcZFEgx9ag


Youtube で見た岩崎良美「タッチ」が気に入って何度も見ている。


歳をとって表現にさらに磨きがかかっている気がする。


芸能人などで外見だけやたら若いという人が良く取りざたされるが、表現者として常に精進している意識が感じられるのは素晴らしいことだと思う。

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