葬式の夢 屋号 ホログラフィックな即心成仏
昼前から降雪が始まる。
ようやくこれまで積もった雪が溶けたと安心していたのだが…
節分までにばなんとか消えてほしいものである
明日は祈祷会だが雪の状態が少々心配。
明日の行事にで1月の年中行事は全て終わる。
昨晩、不思議な夢をみた
檀家さんから家族が亡くなったので枕経に来てほしいと頼まれ、
私はなぜかその檀家さんの家で寝てしまう。
眼が覚めると「キリスト教の方式で葬儀をしたいので教会を紹介してほしい」と頼まれる。
葬儀は明日である。一体どこの教会に頼めば良いのか…
「こんなことなら牧師さんともっと仲良くしておけば良かった!」
とものすごく後悔する…
この夢の意味するところは…
分かりません!
葬儀の多様化…みたいなことを考えていたからかもしれない。
葬式仏教とやや悪口のニュアンスで言われることがある。
曰く、お釈迦様は葬儀をしていなかったのだ…みたいな感じで。
最新の研究では仏教はその成立当初から葬儀に関わっていたらしい。
バラモン教が死を忌避したのに対し、仏教は積極的に送葬に関わったという。
これからの葬儀はどうなっていくのでしょうか。
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【初期仏教と葬儀についてはこちらの本に書いてありました。オススメです。】
屋号というのがある。
田中とか山本という姓以外に吉太郎と与助とか五郎とか何代か前の先祖の名前を継承している。
先日のご礼会の席で「ウチの屋号の読み方を間違えています」よとやんわり注意された。
施餓鬼などで屋号を読み上げることも多いがだいぶ我慢されていたらしい。
金兵衛を「きんべい」だと思っていたら「かねべい」だったみたいな読み間違いだが、田舎のお寺には田舎のお寺の苦労があるのである。
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密林の古書でマイケル・タルボットの「ホログラフィック・ユニヴァース」を買ったらいまひとつの内容…
「ホログラフィック」という概念が広すぎるのと、
特殊な事例が多すぎる気がする。
ただこのホログラフィックという考え方が真言宗とつながるかもしれないという1節がああった。
空海の「即心成仏義」に「重々帝網」という言葉が出てくる
「重々帝網なるを即身と名付く」
とあり「重々帝網」は即心成仏を考える上で大切なワードであることが分かる。
帝網とはインドラの宮殿にくまなく吊るされている真珠(もしくは水晶などの宝珠)の飾りをちりばめた網である。(「インドラ・ネット」とも言われる)
ひとつの真珠(水晶)の光沢の中には他の真珠が全部映っている
さらにはひとつの珠が音を奏でると、他の音にも共鳴していく
ひとつの珠が揺れると他の珠も揺れる
一は全体の一部でしかないというのが日常の感覚だが
存在の仕方の中には
一が同時に多であり
一の中に全体があり
すべての一が全体の中心である
そういう存在の仕方があるというのがホログラフィックであろうかと勝手に解釈している。
相互結合性…相互浸透性…相互関連性…
網という言葉から私はインターネットを想像していたこともあるのだが、一にした全というのは、正に、相互の相互を映し出す珠という比喩がぴったりである。
私も他も響きあうインドラの網の珠なのか…
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