お坊さんの漫才 華を投げる 故宮
本日も陽気穏やかな1日。但し風がまだ冷たい。
本日は法務の為、外出していたが、兼務寺院に団体があったとの連絡があった。
後で聞いたら中国からの団体とのこと。
西国薬師霊場を巡っておられるらしい。
市街から兼務寺院への道路は2つあるがカーナビに表示される道路は管理が不十分なので、バスの団体は時々車を止めて倒れている木を処理しながら進んだとのこと。
近日中には行政に陳情の予定。
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本日、お坊さん専門誌「月刊住職」4月号が届く。
今月もブログのネタになりそうな話が満載…
記事の中に「お坊さんの漫才コンビ結成」というのがありました。
九州の浄土真宗のご住職2人が布教の一貫として漫才を披露されているとのこと。
ちなみにどんな漫才かというと…
「お経は如是我聞という言葉から始まるお釈迦様のお説教なんやで」
「え、レイザーラモン?」
「ちゃうやろ。一緒に言ってみい、はい」
「ジローラモ」
…
記事では「これから新しい布教法としてブレイクしそうだ」と書かれてあったが…
ブレイクはしないと思いますね。
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調べ物があって密教学の大家である依頼富本宏師の「空海と密教」を読んでいたら、
「灌頂がキリスト教の洗礼の原型である」とお書かれていたが本当だろうか?
灌頂というのは仏教における重要な儀式であるが、「灌」は水を注ぐということである。実際、灌頂では頭に見ずを注ぐのだが、確かにキリスト教の洗礼に似ているが…時間が無いので詳しく調べていない。
灌頂では目隠しをして曼荼羅に向かって花を投げる。これを投華という。
曼荼羅というのは様々な仏が描かれていて、花の落ちたところの仏がその人の守り本尊となる。
密教では仏菩薩には金剛名というもうひとつの名前がある。
不動明王=常住金剛
阿弥陀如来=清浄金剛
観音菩薩=正法金剛
いずれも「○○金剛」というそれぞれの仏の金剛名があるが、
空海の投げた花は大日如来のところに落ちたので、大日如来の金剛名である「遍照金剛」を名乗るようになった。
空海様は2回の投華で2回とも大日如来と結縁されたという。さすがはお大師様である。
仏教といっても日本には様々な宗派がある。
まずは自身の宗派について知ることが大切なのだと思い、檀家さん向けに簡単な布教史料を作っているところである。
うろ覚えでは知っていても書くとなるといい加減なことはかけないのでなかなか骨が折れる。自分でも知識が整理できて勉強にはなる。
疲れたらyoutubeを見て一休み
Youtubeで私の好きなSENSの「故宮」を見つけた。名曲である。