5月の罠 静寂 魔女の1ダース 



オオデマリ散りはじめ。

ユキノシタ咲く。

シラン盛り。





数日前の朝、台所のほうで老僧が大きな声を出すので慌てて台所に行ったら、庫裏の裏手にキツネが歩いていたとのこと。


本堂に続く小道を下りてくるのが何度か目撃されているので毎朝お参りに行っているのかもしれない。


庫裏の裏手の少し高いところにカラスの巣があるらしく、朝方よ夕方に庫裏の裏手をカラスが低く飛んでいるのを見る。家人はフクロウの巣もあるというのだが私はまだ鳴き声を聞かない。





5月とはいえ朝晩の冷え込みが強い。



知人で何人か体調が悪い方がおられて、ひとつの原因はこの冷えではないかという気がする。


この時期は遠慮なく暖房器具を使い。冬ものを着るくらいの心がけが必要だと思う。



皆様もくれぐれもご用心を。





昨晩も娘に添い寝してにいいかげんなストーリーを語っているうちに寝てしまう。



余り早く寝ると、その反動で夜中の2時、3時頃に眼が覚める。



この時期カエルの声が聞えるが、布団のなかでカエルの声を聞くとなんとも心地よい。


遠く、近くにいろんな種類のカエルの声が聞えるのである。


私の知人でカエルの好きな女性がおられて、夜になるとカエルの鳴き声が聞えると言ったら「羨ましい!」と本気で仰っていた。



カエルの声、それから耳を澄ませると虫の鳴く声、いつもは聞えない時計の秒針の音…


静寂というのは多分、音が無いのではなく、普段聞えない微かな音が聞えることなのかもしれない。


そしていろんな生き物の気配を感じると、不思議な、豊かな気持ちになってきて、何か高揚感のようなものすら感じる。









気がつくといろんな妄想や空想にふけっていてあっという間に1、2時間がたってしまう。


寒い季節なら布団から出られないが、
時間がもったいなにのでヨーガをしたり座禅をするようになったが静かなのでいつになく集中できて良い感じである。



魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)

魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)




米原万理「魔女の1ダース」が密林の古書から届く。


米原女子は書き手としては第一級であろう。小説、エッセイ、紀行…いずれも面白い。


描出される人間のキャラが立っている。


豊富な国際交流の経験から日本人を外から見るという視点を与えてくれる。


人間観察や異文化観察という表現がぴったりくる。筆者は作品はどれもタイトルが秀逸だが、本書も例外ではない。


タイトルには1ダースとあるが13章ある。これも米原魔女のなせるわざらしい。



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