雪模様 薪の炎


昨日より降雪。



昨日の予報では山間部で50センチの積雪とのことだったが平地では殆ど積雪がなく、兼務寺院の山寺でもせいぜい15センチほどだったので一安心である。




【平地の積雪は僅か。】



兼務寺院の近くで法事の後、境内を見回るが大きな支障は無かった。



駐車場から舞鶴湾を見下ろすと空は鈍い色の雲に覆われていて、雲の隙間から陽が射し、その光の中を数隻の船が航行していた。


【標高が下がるほど雪が減っていた】



【海面に光が射している姿が少し非現実的な不思議な光景だった】


山寺に帰れば、娘が積もった雪をモリモリ食べていた。
この無駄な元気を少し分けてほしいものである。










お風呂を薪で焚くのが愉しみで、マッチの小さな火が枯れた小枝や竹を燃やし、小さかった炎が大きくなってやがてしっかりした太い薪を燃やしていくのを見ると心まで温まる気がする。




人間が火を手に入れたのはいつごろかは定説がないらしい。



火の使用の開始は20万年とも140万年前といわれていて随分と幅がある。



火によって暖を取り、恐ろしい獣を防ぐことができるようになったときに人類はどれほど火の恩恵に感謝し感動したか、現代人には計り知れないものがあるにちがいない。



薪が燃えるというが、実はその過程は案外複雑である。



実は薪が燃えているのではなくて、最初は熱によって薪でできた木質ガスが燃焼しているらしい。



燃えている薪を良く見ると、薪の表面に小さな炎が幾つも見えることがある。
これは薪の表面から湧出したガスが燃えているのだと思われる。



木質ガスが燃焼し、さらに炭になった薪の炭素が燃えて一酸化炭素になり、その一酸化炭素が燃えて二酸化炭素になる…薪が燃えるのも案外複雑なのである。




予報によれば明日も雪模様である。




雪の降るような寒い日にこそ薪の炎を眺めていたい。










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