柿の花 中吊りに興奮 <呪>としての「般若心経」








しばらく前にお寺の柿の木の根元に真っ赤な花が沢山咲いているように見えた。良く見るとサルが食べ散らかした柿の残骸であった…




本日は駐車場に一塊だけ解けない雪がある…と不思議に思って見に行ったら齧った大根が置いてあった。これもサルのお仕事らしい。





先日、新幹線で移動中に富士山が見えた。



新幹線で移動中、稀に富士山が綺麗に見えることがあるが、その時の雰囲気が好きである。




富士を眼にした車内の誰もが溜息のような喜びの声を発する。




日本人がこの美しい山を愛でてきたという感覚が継承されているということに不思議な嬉しさを感じるのである。









久しぶりに関東に行ったが、空気が乾燥していた。




長らく関東に居たがそういえば関東の冬はいつもこんな感じだったことを思いだした。




山寺の湿度の高さと重さとは大違いで、最近、殆ど見ることのできなくなった青空がまぶしかった。



しみじみと「洗濯物を干したい…」とつぶやく妻…




娘は青い空を見て…




「夏だ!夏だ!」



娘よ今は夏じゃない。12月だぞ!







山手線の中吊りでモーニングに山岸涼子氏の新連載「レベレーション 啓示」の告知を発見。ちょっと興奮した。



山岸涼子氏の新連載!!!



しかも…



「史上唯一克明に記録された超常現象」????




そりゃ興奮しますね。



何かと思ったら…



ジャンヌ・ダルクのエピソード!!!






それにしても『週刊誌で隔月連載』って…




チェックが難しすぎる…







「週間チャンピオン」の「刃牙道」もいよいよ烈海王宮本武蔵の対決へ。




あの愚地独歩があっさりと敗北。てゆうか余裕で瞬殺。




烈海王との対決は武器の無制限の使用になるらしい。




だんだんとハードルが高くなって面白くなるわけですね。期待しましょう。






休載していた「バキ外伝 疵面 ―スカーフェイス―」も「別冊チャンピオン」でいつの間にか再開してました。絵柄が板垣師に一層近づいて読み易くなってます。




般若心経の世界―「大いなる智慧の完成の真髄」を探究する! (知の探求シリーズ)

般若心経の世界―「大いなる智慧の完成の真髄」を探究する! (知の探求シリーズ)




図書館で借りた「般若心経の世界」(日本文芸者)を読んでいたら、自分がすごい勘違いをしていたことに気がついてちょっと冷や汗。




玄奘三蔵の「般若心経」は有名だが、私は「般若心経」は玄奘三蔵がインドから請来したものだと思い込んでいたのだ。




だからテレビ版の「西遊記」などで孫悟空を懲らしめるにの「般若心経」を読んで頭の輪っかを締めてているのはおかしいのではないか…とブログに書いた記憶がある。



「般若心経」はインドで取経して中国に持ち帰ってから翻訳したのだからインドへ行く途中の三蔵法師が「般若心経」を知っているのはおかしいと思っていたのだ。とんだ勘違いだった。



実際には玄奘三蔵以前、3世紀には「般若心経」の翻訳があったとされる。



「般若心経の世界」は「般若心経」についていろんな角度から取り上げていて面白い。


「般若心経」の内容は<空>という高度な仏教哲理を説いているが、<「般若心経」の実際の使われ方>というのは魔よけの呪文に近いものだったというのである。





来月にはいくつかの地域で「大般若経」の経典を使って正月の祈祷を行うが、こうした祈祷を行っているとかっては日本でも「般若心経」や「大般若経」が除災招福の呪術的な力を担っていたと実感する。



般若経典」が<呪>としての役割を持っていたことは密教の成立や評価とも大きく関わってくる。





大乗仏教の世俗化、呪術化としての密教という見方が未だに根強いが、「大乗経典」の中心である「般若経」群が早くから<呪>としての役割を持っていたことは見過ごしに出来ない問題である。





明日は今年最期の不動講である。大晦日のお勤めを除けば最期の法務になるだろう。 



今年も4日を残すだけとなった。



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