大型書店にて 産経書評他 吉田松陰


お寺の行事×幼稚園PTA行事×仏教会の行事




という重なりでやや多忙。



明日は仏教会の花祭りである。



以前はプロの劇団をよんでいたがお金がかかるので何年か前から自前で人形劇などを行うようになった。最近は等身大の着ぐるみを着て劇を行っている。




というわけで明日はリスの着ぐるみに入ってささやかな劇を行う予定。



前もって台本を吹き込んでおいてそれにあわせて演じるのだが私が吹き込んだのはタヌキの役。自分の声を聞きながら、別人の音声のリスを演じていると時々頭が混乱してくることがある。






本夕はそのリハーサルだが、予想以上に気温が高く、大汗をかいた。









先日、久しぶりに京都市内の大型書店に足を伸ばした。




驚いたのはイスラム国関係の書籍が多かったこと。



これまでイスラム関係の書籍は少なかったので一気に増えた観がある。



無人暗殺機 ドローンの誕生

無人暗殺機 ドローンの誕生




さっそく“ドローン”関連の書籍も発売されていた。



タイトルは「無人暗殺機ドローンの誕生」。よく売れているらしい。





この本には佐藤優氏が解説を書いていて、ドローンの軍事利用で空母を無力化できる時代がくるというような記述もあったが本当だろうか。大変な時代になったものだ…







買おうか大いに迷ったのが吉田たかよし宇宙生物学で読み解く「人体の不思議」』。




実にわかり易い言葉で宇宙生物学という新しい観点から人間という不思議なる存在について説かれている。



密林でいくつもレビューがついているが“NAGATA”さんというレビュアーの方が詳しい内容の解説をされていて関心のある方はご覧頂きたい。




いちばんよくわかる!憲法第9条

いちばんよくわかる!憲法第9条




本日の産経紙の書評欄も面白かった。




なかでも西修「いちばんよくわかる!憲法代九条」が出色。




憲法が制定されるときに憲法第9条に唯一反対を貫いた政党が共産党なのだというから面白い。




反対の最大の理由は吉田茂首相が自衛戦争を否定したからである。



つまりかっての共産党自衛戦争と積極的平和主義を肯定していたのだという。(94年の第20回党大会まで第九条の改正を公然と掲げていた)



憲法の骨格となったマッカーサーの原則では「自己の安全を保持するための戦争」まで放棄することが明記されることいになっていたがこれではどの国家にもある「自己保存の権利」を奪うものだとして採用されなかった。



つまり…



憲法下で自衛軍は持てると解釈するのが正しいことになる。




これはなかなか大事なポイントだろう。



にもかかわらず護憲派自衛隊憲法違反だと主張するのは大いなる誤謬であることになる。


つまり…



憲法第9条そのものが護憲派の最大の泣きどころだというのである(笑)


鋭い書評だとおもって評者の名前を見たら「日本共産党」を書いた元共産党政策委員長の筆坂秀世氏だった。どうりで…




日本共産党 (新潮新書)

日本共産党 (新潮新書)



花燃ゆ 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

花燃ゆ 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)





現在放映されている「花燃ゆ」の主人公は吉田松陰の末妹である。




「花燃ゆ」自体は残念ながら視聴率が振るわないようだが、吉田松陰が偉大な人物であったことは疑いない。



こうしたドラマを通じてでもその生涯を回顧するきっかけになればと思う。




本日の産経紙に『吉田松陰と「宝島」』というコラムが載っていた。




松下村塾の塾生で明治の教育、外交に業績を残した正木退蔵は維新後、渡英し、とある席上で師である吉田松陰について語ったところ、それに感銘を受けた青年が吉田松陰の伝記を執筆した。これが世界で初めて書かれた吉田松陰の伝記となったが、この青年は後に「宝島」「ジキル博士とハイド氏」などで知られるスティーブンソンであるという。



宝島 (岩波少年文庫)

宝島 (岩波少年文庫)



吉田松陰の生き方、その人間性には相手を感化してやまないものがあったのだろう。


松下村塾から様々な逸材が輩出したが、単なる学識ではなく、松蔭から学んだ人間力のようなものが大きかったように思う。



私が関心を持っているのは天野清三郎という人物である。




勉強嫌いで鈍才だった天野は血を吐くような思いで学問に精勤し、日本の近代化に不可欠な造船技術の移入に大きな功績を果たし、日本郵船の初代社長にもなっているのである。





仏典にでてくるお釈迦様の頭の悪い弟子パンタカを思い出した。



【関連記事】http://www2s.biglobe.ne.jp/~SHUJI/hanasi/nannotameni.htm



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