護摩木 ホタルブクロ
本日は午前中法事2件。
1軒目の法事は9時開始である。
仏壇のある広い座敷の窓が開け放してあったのだが、小高い場所にあって周囲を新緑の山々に囲まれている素敵なお宅だったので、窓からは新緑の香りのするような爽やかな風が吹き込んできてなんとも心地よかった。
昨日、本日と続けて猿の一団がお寺の境内に来襲。
両日とも私が不在の時だったのが少し残念である。
猿はお寺の畑を荒らして悠々と引き揚げていったらしい。
夕方、娘にせがまれて今年初めての花火をした。
15メートルほどしかはなれていない裏山の中から頻りに動物が歩く音が聞えるので2発ほどロケット花火を打ち込んでみたが全然動じる気配がない。
本堂に護摩木が置いてあり、願い事や供養を書いて納めるようになっている。
毎月28日の不動講ではお勤めの最期にその月に納められた護摩木を読み上げ、隔月の護摩供養で炉にくべて炊き上げる。
普通は「○○家 家内安全」とか「××居士 供養」などだが、
たまに…
「家内安全交通安全病気平癒」
みたいなのがある。
私はこういうのを『バリューセット』と呼んでいる。
やはり祈願や供養はひとつづつ書くのが良いと思う。
最近困るのは願い事の書き方が平文で書かれているもの。
「娘が早くヨメに行って孫の顔が見られますように」
くらいだったらまだいいほうで
「○○さんとずーっとずーっと一緒に居られますように!」
見たいな女子系の切実な言葉が綴られていたりする…
これを皆の前で読み上げるべきか…
というのがひとつの問題である。
仕方が無いので「心願成就」とか「恋愛成就」などに置き換えさせてもらっている。
書き方は抽象的になっても願いは神仏には届くはずである。
昨夕、今年初めての蛍を見かけた。
川は護岸工事がされると蛍の餌になるカワニナが激減するとされる。境内そばの川も護岸工事が為されているがお寺から少し下手に下ったところで20匹ほどの蛍が点々と飛び交っていた。
車で10分ほどの所に護岸工事のされていない川があって毎年、家族で蛍も見に行く。
今年はどれくらい蛍が見られるか今から楽しみである。
(家族で綾部温泉に行くことがあるが、その手前にも蛍の沢山見られるところがあるらしい。)
ちなみに蛍は東日本と西日本で発光のパターンが違うとのこと。
【関連記事】http://www.asakuragawa.net/html/hotaru/food.html
蛍を見に行った川岸にホタルブクロが群れて咲いていた。
ホタルブクロはとても好きな植物だが、ここ数日目立ってホタルブクロの白い花を見かけるようになった。
上に向かって咲くのではなく、下に向かって咲くというのは何かうなだれているようでもあり、じっと地面を見ているようでもある。
沈思黙考している奥ゆかしい植物かと思うと、時に1メートル近くの草丈になったり、大きな群生を作ることもある。
見ていて飽きない姿である。
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