鞍馬天狗
修験道の本―神と仏が融合する山界曼荼羅 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 8)
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 1993/12/01
- メディア: ムック
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学研のエソテリカシリーズ「修験道の本」を何気なく読んでいたら「天狗列伝」という特集があった。
日本の代表的な大天狗8体を特に「八天狗」と呼ぶが、そのなかに「鞍馬山僧正坊」という天狗が含まれる。
謡曲「鞍馬天狗」でしられる天狗であるが、その前身は法力によって皇太后や関白有房の病気平癒に効験のあった壱演僧正とされる。僧正は名利を厭って鞍馬山の裏山に庵を結んで隠棲し、人々はその地を僧正ヶ谷と呼んだ。
(僧正ヶ谷は鞍馬天狗と牛若丸とが出会ったと言われる場所であり、 牛若丸が天狗と剣術修行をしたとも言われる場所でもある)
そして私が気になったのはこの壱演僧正が当山の開祖である真如法親王の弟だというのである。
この記述には少しびっくりした…山寺と鞍馬の天狗様にそんなつながりがあろうとは思いもしなかった。
鞍馬山は霊山として密教による山岳修行の場として大いに栄えた。
鞍馬寺は長らく天台宗であったが、昭和22年に天台宗から独立して鞍馬弘教という教団になった。
【鞍馬寺HP】http://www.kuramadera.or.jp/
千手観音、毘沙門天、魔王尊の三尊を「尊天」として尊崇するが、魔王尊は650万年前(!)に金星から地球に下った存在であるという。かなり特異な信仰を有するが思想的には神智学の影響が強いとされる。当山開祖にご縁ある霊山なら一度は参拝してみたいものである。
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