「行く道に花の咲かない道はなく」 運動会
季節を感じるにつれ鮫島芳子氏の俳画集を取り出して眺める。
秋雨は草の葉つたい地に降りる
手のひらにこぼれる涙 萩の月
コスモスを従えて行く 山の風
鮫島芳子「行く道に花の咲かない道はなく」より
- 作者: 鮫島芳子
- 出版社/メーカー: 星雲社
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 単行本
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本日は幼稚園の運動会。
予報では本日の降水確率は0パーセント。
父兄も幼稚園も大喜びである。
(昨年は雨のため小学校の体育館を借りて行った)
ところが…
開始早々、青空の一角が曇り始め突然の雨…(唖然)
女心と秋の空
知人のスマホでYahooの天気図を見ると全く雲の無い天気地図の上に一箇所だけ雨雲が表示されている…その雨雲がピンポイントでこの地域を覆っているらしかった。
ちなみに降水確率0パーセントを信じて布団を干して出てきた我が家も大被害である…
雨の中、対応を協議していると以前も競技開始後に雨が降り、その時は…
『午前中をついやして設備や備品を撤収して近くの体育館に運んで再開した』というではないか。
保護者会の役員として行事の運営に参加しているので、もしそんな事態になったらどれほど手間と労力がかかるか…と考えると眼の前が真っ暗になった。
幸い30分ほどで雨が止み運動会を再開することができ、無事終了することができた。
3歳くらいの幼い子供達を見ていると『競う』とか『比べる』という意識があまり感じられない。
かけっこをしても立ち止まったり、ぼんやりしたり、泣きだしたり…
そんな子供達も年を重ねるにつれ、勝ったり、負けたり、成功したり、失敗したりということを意識し始める。
運動会の雰囲気はとても和やかで、勝った子供にも、負けた子供にも同じような声援が送られる。
どちらかといえば失敗したり、勝てない子供のほうに大きな拍手や声援が送られる。
子供達が大きくなっていろいろな試練にぶつかっても
そんな時に励ましてくれ、応援してくれる人達がきっといると思いたい。
行く道に花の咲かない道はないのだと。
運動会という大きな行事を終え、幼稚園での生活も残り僅かとなった。
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