イケメン とみ新蔵「剣術抄2」『金剛院 紅葉と竹灯かりのとばり



娘が小学生の姪と会話しているのを横で聞いていたら



「イケメンは頭カラッポ」



とか言ってたのでなかなかスルドイこと言うな…と思ったが



しばらくしてから何食わぬ顔で私に向かって




「お父さんイケメンやなあ」



とかぬかしおった…









漫画も買わなくなったが「刃牙道」だけは毎週、コンビニでチエックしている。宮本武蔵範馬勇次郎の対戦がいい感じである。





圧倒的なスピードと破壊力を画のなかに封じ込める技術はやはり素晴らしいものがある。



剣術抄 2 (SPコミックス)

剣術抄 2 (SPコミックス)




前作「剣術抄1」があまりに面白かったのでブックオフオンラインで即買い。




ブックオフオンラインは購入価格の合計が1500円以上から送料無料になる。同時に買ったのが長尾和宏「「平穏死」10の条件」、きたみりゅうじフリーランスを代表して申告と納税について教わってきました」、「激闘!日露戦争」(双葉社)。





「剣術抄」は本巻が最終巻。特に後半の乱戦の部分は圧巻。





侍の戦いというと時代劇のイメージで相手を袈裟に切る…みたいなイメージしかなかったのだが、古流の剣術を学ばれ、独自の工夫研鑽も積まれている作者ならではのリアリティ溢れる剣闘は素晴らしいの一語に尽きる。





武芸者の戦いは多くの場合、一瞬で決する、それを映像化して、理解させることは極めて至難であろう。劇画であれば瞬間を静止した画によって捉え、そこに解説を加えることができる…これは大変にメリットであると思う。
山田英司さんの武術論や黒田鉄山師の著作を拝見して<武器術と体術が本質的にリンクしている>という指摘に目の覚めるような思いをしたが、「剣術抄」でもそうしたことが実に巧みに描かれている。



気剣体一致の「改」

気剣体一致の「改」


 
少し気になるのは作者の死生観、人生観がやや酷薄で影を感じることである。そして宗教というものについてもあまり良い印象をもっておられないのではないかという勝手な想像してしまった。勝手な想像ならよいのだが少し気になった…




雨で中止を思われた『金剛院 紅葉と竹灯かりのとばり 』が小雨の中無事開催されました。








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