奥の… 海辺のソフト お譲りします 

この時期,地元の小学校が遠足に来られる。



大抵、遠足の前に下見にこられるのだが、



先日、若い男の先生が庫裏の玄関に来られて



「奥のお寺を見てきていいですか?」



と尋ねられた。



境内の奥に本堂があるのだが



「奥のお寺」という言い方がちょっと面白かった。



山門をくぐれば『境内=お寺』であり、庫裏もお寺の一部だというのは




こちらの勝手な思い込みなのだろう。



ちなみに禅宗のお寺では庫裏と本堂が一体になっている建築が多いようである。








妻と不動講のお供えを買いにゆき海岸通りの「BONO」にて昼食。





食後に名物のパンケーキを頂こうかと思ったが






近くのマーレというホテルのソフトクリームが評判良いらしいので食べに行った。








値段を聞いたら…



『540円』



ご、ご、ごひゃくよんじゅうえん…



なかなか良いお値段ですな



密林で古書が1冊買える値段だが、三重塔から飛び降りるつもりで購入しました。





ソフトクリームというと私のなかではミルク系のさっぱり派とクリーム系のこってり派という区分があるのだがこちらのソフトはこってり派。但し後味はかなりすっきりしている。コーンがラングドシャだったりするのも芸が細かい。






結論から申し上げると…





なかなか美味しかったので後悔は余り無い…









しばらく前に電車のなかで年配の男性に席を譲ったら、かなり露骨に嫌な顔をされたので苦笑してしまった。




それ以来、席を譲るのが少々億劫になっている。




新聞の投稿欄などで席を譲った相手に「俺はそんな年寄りじゃない!」と怒られた…




というエピソードを何度か見かけたがまさか自分で似たような体験をするとは思いもしなかった。




明らかに自分より若い相手から席を譲られたら礼を言って座るのでいいのではないかと思う。



勝手な推測だが自分の若さに自負を感じておられるのかもしれない。





多分、女性より男性のほうが多いのではないだろうか。






私などはその態度に頑ななものを感じてしまう。






鍛錬して実際の年齢より体力があるのなら良いが、何かの拍子に「若いですね」と言われてそのまま『自分は若い』と思いこんでしまうこともあるのではないだろうか。



そのなかには多分に願望も入っていると思われる。



意識がどこに向かうにせよ出発は自己認識からはじまるので、若さに限らず自分を実際とは全然違う自分だと思ってふるまっているというのは非常にまずいのではないかという気がする。







厳密には正確な自己認識というのは至難であろう。偉そうに言っている私も自信がない。




だがすくなくとも自分が『思い込んでいるような自分ではないかもしれない』という余地をどこかにのこしておくべきではないだろうか。





硬直した態度というのは老化の範疇にあるといえなくもないだろう。







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