酷暑 お出ましください 8人の侍



本日28日は不動様の縁日で8時より本堂でお勤め。



8時前に本堂に続く坂道を登り、堂内に入ると…




暑い…




ギヨッとするほどの暑さである。



参拝された方によれば8時にして道路の温度計が29度だったとか。


お勤めを終えて庫裏での歓談が終るのと前後して庫裏で年1回の信者さんにより会食会が始まる。


昼過ぎにようやく一息ついてから娘の卒園した幼稚園の奉仕作業のお手伝いで園庭の草刈を少々。



その後は太極拳のサークルへ。


久々に切れ目の無いスケジュールだったが酷暑で身体がおかしくなりそうである。





運慶と快慶―相剋の果てに

運慶と快慶―相剋の果てに




昨日は奈良の国立博物館より電話があった。




国博と聞いただけで出展依頼というのは予想がつくのだが(笑)、黙って担当の研究員の方にお話を伺う。



来年は奈良の国立博物館で快慶展、上野の国立博物館で運慶展が行われるという…




東西の国博で運慶快慶の展覧会…壮観である。(最も大変な混雑だろうが…)



当山の執金剛神と深沙大将の出展依頼とおもいきや、話はまだ続く…



この研究員の方は当山にある慶派の仁王像が実は快慶作ではないかという観点から研究されており、快慶仏の候補として併せて展示したいとのことだった。




仁王像が慶派のものでるというのは知っていたが、快慶作の仁王像という視点でみたことがなかったので大変に新鮮な思いがした。



出展を依頼される場合、間違っても「仏像を貸して下さい」などという言い方はされない。



研究員の方は「お出ましいただきたい」と言われたが、なかなか含趣のある言葉である。



来年の快慶展が愉しみである。






ふらふらと動画を見るのがいつの間にか日課になっている。




スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」のダイジェストがアップされていて実に面白い。



長尺の映画なのでダイジェストで見ると戦闘シーンの素晴らしさが分かる。



冒頭のノルマンディー上陸のシーンにまず圧倒される思いだが、それ以外の戦闘シーンも実に良い。最後の市街戦も圧巻である。









ドイツ軍のハーフトラックを襲撃するシーンがあり、ここで主人公は探索していた二等兵ライアンに出会う。



このシーンは周囲を黄色い花でうめつくされていて、可憐な野の花と凄惨な戦闘の対比が感じられる。



その時思ったのはこれは「七人の侍」へのオマージユではないかということである。






野の花で思い出すので七人の侍のうち若侍の勝四郎が野の花を摘むシーンである。



若侍勝四郎と若い二等兵ライアンとの対比が感じられる。



考えてみれば「プライベート・ライアン」は8人の兵士が二等兵ライアンを探索するという物語だが、



二等兵ライアンを探索するというミッションを帯びた8人の兵士は正に黒澤明の描いた7人の侍になぞらえられているのではないだろうか…という気がする。


そう思って「プライベートライアン」を見直すとまた新しい発見があるかもしれない。



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