個人的にはガンダム ほとけさまに甘える
作家の想像力というのは面白いものだと思ったのが文藝春秋に塩野七海さんが寄稿しておられるコラム。
尖閣諸島の問題で日中が競り合っているが、
日本は尖閣にガンダムやゴジラの像を建ててはどうか?というもの。
軍事施設のようなものを作ればすぐに軍事的衝突に発展するが
そんなののが建ったら世界の世論は多分、日本に傾くだろうし、もし中国がそれらを破壊しでもしたら世界の笑いものになるだろうという。
個人的にはガンダムを立ててほしいが(笑)、尖閣の風景を考えるとゴジラのほうがよく似合う気がする。
イザとなったら中国は本気で尖閣を獲りに来る。
日本人も覚悟が必要だろう。硬軟とりまぜた中国の戦略と行動力に日本はどれだけ対応できるのだろうか。
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本が好きなので新聞の新刊広告をよく見る。
昨日、見みかけたのが「日本のほとけさま甘える」という本(笑)
ものすごい大上段に…
「甘える」って…
サブタイトルが「たよれる身近な17仏」
「人生の岐路や節目ではその分野が得意な仏様にお願いしてみましょう」とある。
仏様がイラストと一緒に紹介されているらしいのだが。
「お金を貯めたいときは大黒天」
「病気になったときは薬師如来」
くらいはよくわかるが…
「趣味を極めたい人は吉祥天」
とあるが趣味系なら「弁財天」様のほうがいいのでは?
さらに…
「定年を迎えるころは観音菩薩」
「老いを感じはじめたら弥勒菩薩」
「新居を建てるときは金剛力士」
????
ここらへんになるとよく分からなくなってくる。
特に<新居を建てるなら金剛力士>にいったっては何をかいわんや(苦笑)
そもそもどの仏様にどんなお願いをしても良いのではないだろうかと私は思う。
但し守り本尊というのがあるように自分が惹かれる仏様があったら自分の願いが叶うようにお願いするのはとても好いことだと思う。
神仏には多いに甘えていいと思うが、同時に自分自身が一生懸命に努力すうことが肝要だと思う。
努力したくないから甘えるという人を神仏が助けてくれるだろうか?
「山川草木悉皆成仏」というのはとても好きな言葉で、厳密には全ての人間、人間以外の存在も仏となる日がくると思うのだが
少なくとも努力した人から助けてくれると私は思う。
この本がそういったことに言及してくれていれば幸いである。
宗教には自力と他力という2つの側面がある。
自分の努力で仏に近づこうという自力と、仏の力によって救われようという他力である。この2つは一見真逆のように思えるし、他力のほうが遥かに楽なように感じる。
しかしどんな困ったことがあっても仏への信を失わない他力というのは現代人には余程難しい気がする。
他力に徹すると自分に嫌なことがあっても受け入れるというのが本当の他力であると思っている。
他力に徹した妙好人が泥棒に金銭を盗られても「在り難い、南無阿弥陀仏」と接したというが、これは至難というほかない。
最後は自力と他力は融合し、一致してゆくのではないかと思うのだがそれは遥かな道のりだと思う。
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