戦車薀蓄 陰山神道 商店街はなぜ失敗したか?

 




動物ネタ


数日前に家人がトイレのドアを開けたら


トイレの窓から蛇が体をのぞかせていた…


棒でつついて下に落としたと思ったのに、しばらくしたらリベンジして登ってきて再び窓から入ろうとしたとのこと。


どうやって高い窓にたどり着いたか不明…


窓のそばに塩ビの配管があるのでそこを登ってきたとしか考えられないのだが。





動物ネタ その2



妻が朝方、千年カヤの実を拾っていると


頭上の枝が風も無いのにザワザワ揺れる…


しばらくして子ザルがカヤの実を食べていたことが判明。


頭上の枝がザワザワ揺れて「ジュラシックパーク」で恐竜が出てくるところみたいだったとか。






秋も深まりに読書に最適の季節。



密林の古書とブックオフオンラインを天秤にかけて値段の安い方を買うというのが最近のパターン。



最近読んでいるのは以下の3冊。



戦車謎解き大百科

戦車謎解き大百科




斎木 伸生「戦車謎解き大百科 」(光人社



ここ数年、戦記に類するものを読むことが多いが、様々な局面で戦車の性能や運用など戦車の果たす役割が大きい。



写真はモノクロのみ。上田信氏によりカットが数百点掲載されていて、言葉では説明不能の部分を良く補ってくれる。パラ読みするのに調度良い。戦車の細かなネタが満載である。「謎解き」というタイトルは少々大げさか。





神道の神秘―古神道の思想と行法

神道の神秘―古神道の思想と行法



山陰基央神道の神秘 古神道の思想と行法」(春秋社)


山陰基央(やまかげもとひさ)氏の手による古神道(山陰神道)の本である。


神道とは何か?から始まり、古神道の思想、霊学、他界観、行法、祝詞などが書かれている。


秘伝や口伝の部分以外は詳しく書かれていて、実践できる行法もすくなくない。


そこに著者の体験と信とにより一般的な神道の概説書とは一線を画す深さがあると感じる。



著者によれば神道は無教義、無戒律、無偶像、無教祖の宗教であるという。



宗教的対立の多くは教義や世界観の違いによりところが大きい。そこに民族の利害やエゴが重なる。



著者のいう神道の特性(無教義、無戒律、無偶像、無教祖)は宗教の素朴な姿であると同時に、未来の宗教のひとつの方向性を示すものではないかとすら思える。


宗教がその対立を和らげ、広く人類の意識の向上に貢献できたなら世界には平和と進歩が訪れるのではないだろうか。








ネットで木下斉(きのしたひとし)さんの地域おこし論を興味深く読んだので買ってみたのが木下斉「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則」(NHK出版新書)。



まだ2割ほどしか読んでいないのだが冒頭のエピソードが印象に残った。
思わず腕組みして「う〜ん」と唸ってしまった。




新宿に早稲田商店会という小さな商店会があり、予算も年間60万しかないという低予算のなかで活動していた。高校生だった著者は商店街のイベントに関わるようになる。


商店街は環境をテーマにしたイベントを行い大成功を収める。今でこそ環境やエコというのは新味はないが20年以上前には画期的な取り組みであった。



国や自治体の補助金にたよらず、地元の商店が企業や大学を巻き込んでイベントを行い、やがて区、都、国、国連大学などが関わる一大イベントになり、その後も様々な事業が次々と成功を収めた。



ところが…


この商店街は社会実験モデル地区に選定されいきなり国から数千万円の補助金が下りることになった。


それまで民間主導、行政参加、低予算ですすめた事業が一変した。


それまではやりたいことを提案した人が率先して動くというあり方から、従来にはなかった「予算をもとに何ができるか?」という議論が始まり、さらには自分の商売に有利なように予算を活用しようとする人々、予算を目当てした外部からの怪しげな人たちが加わるようになってゆく。するとそれまで善意で手伝ってくれていた人たちの士気が一気にさがり、地域のキーパーソンが離れてゆくようになった…


結局、お金がなかったときのほうが知恵が出て楽しかった。補助金は「麻薬」のようなものではないか。それまで真面目に生きてきても1度その味を覚えさせられると自立していた活動が一気に崩壊してしまう…というのが著者の主張である。



お金がないと知恵が出る。そこに善意も生きるが、何より潤沢な資金が補助金として与えられるとこれまでの取り組みが一気に変質してしまうというのが実に実にリアルな話である。本書はまだ2割しか読んでいないが続きが愉しみである。





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