ポテトサラダ まなざし 



朝方、アルミスコップで残雪をすくおうとしたら凍結していて歯がたたない。


しかたなく鉄スコップで割ろうとするがそれでもいかんともしがたい…最後は倉庫からつるはしを持ってきてようやく一区切りついた。境内にあまり陽があたらないせいかなかなか雪がとけない。特に凍結して塊りになった雪に手こずる。









28日の不動講のお勤めの前に本堂の入り口に立って外を見ていたら、一面の雪のなかに冬枯れのもみじがあり、梢に何羽もの鳥がせわしなく止まったり、飛んだりしていた。




もみじと鳥の黒いシルエットと雪の白さのコントラストが水墨画のようだった。




体積と表面積の割合は反比例するので、鳥のように体の小さな生き物はあっというまに体が冷えてしまうはずだが、鳥たちはどのように体温を維持しているのだろうか。小さな生き物にとって寒い冬は厳しい季節である。







夕方、家族揃って食事をする。それはとても幸せなことなのだと思う。




私は「美味しい!」と言った後



「家のご飯がこれだけ美味しいと外食の必要はないね!」


と付け加えるのを忘れない…









本日は夕飯にポテトサラダが出た。



一般的なポテトサラダといえばジャガイモ、人参、ゆで卵、ハム、キュウリといったところだろうか。



私はキュウリが嫌いで我が家のポテトサラダにはキュウリがはいらない。
肉は食べないのでハムも入らない。



我が家のポテトサラダは少し変っていて、ジャガイモ、リンゴ、バナナという組み合わせが定番。


果物が入るので副菜とデザートの中間のような味でさらにポテトサラダは私の好物なのでつけあわせというよりメイン並みかそれ以上のボリュームで出てくる。時には丼で…




副菜とデザートを兼ねてボリュームがメイン以上のポテトサラダ…




このポテトサラダは私が子供の頃から好物だったので、結婚してからは妻が作ってくれるようになった。






先日買った土井善晴「ふだんの家庭料理がおいしくなる理由」にもポテトサラダが載っている。



土井氏によればポテトサラダは「さらしタマネギ」「きゅうりもみ」「粉ふき芋」など料理の基本中の基本がつまっているのだという。したがってポテトサラダを上手に作れるようになることは料理の上達のためにも大切なことなのだといわれる。



ポテトサラダはマヨネーズであえるがレモン汁やお酢を加えるレシピも多い。


妻がポテトサラダを食べるときにリンゴ酢を掛けていたので真似してみたらとても美味しかった。



我が家で常備しているのは内堀醸造というメーカーのリンゴ酢でリンゴのみで作った甘さがすっきりしていてとても気に入っている。それがサラダのリンゴの味とも良く馴染んで実に美味しかった。しばらく定番になりそうな気配。




節分が近いので毎日のように御祈願の依頼にこられる方がある。


普段あまりお寺に来られる機会のない方もあって、そういう方とお話できるのは楽しいものである。


本日は伴侶の方を介護されている高齢のご婦人がこられた。



お話しながら、その方のまなざしがとても綺麗なことにきがついた。


迷いが無いというのか、まっすぐで、澄んでいて、とても素敵だなと思った。


ふと


自分はこんな綺麗な眼をしているだろうか…と気恥ずかしくなった。


そして自分はこうした方々の祈願や供養をお預かりする資格や価値のある人間だろうかとも思い、気持ちが引き締まる思いがした。



幸い節分当日はは雨や雪にはならないようだが、今晩少々の降雪の予報があるのが心配ではある。




【金剛院節分祈願祭の御案内】

2月3日10時より本堂にて節分祈願祭を行いますので御都合のつく方は御参拝くださいませ。法要の所用時間は45分程。御本尊の波切不動明王は非公開の秘仏ですが節分の法要の時間だけ御開帳をいたしますので節分法要に参加された方のみ間近に拝むことができます。波切不動明王は無動寺の相応和尚が刻したと伝えられる平安時代の仏様です。



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