危険なマヨラー 謎の八卦掌
夕方、薪をとりに勝手口から外に出ると初夏の気配がする。
田んぼに水が張られたのにあわせるかのように日が暮れるとカエルの声がこだまして聞えるようになった。
カエルの鳴き声は好きなもののひとつである。
カエルの声を聞いていると子供の頃に触れた自然の気配を思いだすのかもしれない。
夏はそこまで来ている。
遺伝によるものか?娘が軽いマヨラーになりつつある。何かあるとたっぷりとマヨネーズをかける…
それを見た妻が「そんなにマヨネーズばかり使ってるとあんなふうになるわよ」
と指差したテレビの画面には朝鮮半島の危険な指導者が写っていた…
動画の世界というのは実に面白い。
非常に貴重な映像もあり見飽きない。
日本における中国武術研究の先駆者であり、すぐれた武術家であった松田隆智氏の映像を見つけて見入ってしまった。
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中国武術といえば先日買った「秘伝」(2015年12月号)が良かったので同じく「八卦掌」を特集した2015年9月号を密林で購入。
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太極拳のゆっくりした動きにとても深いものがあると最近思い始め、それを様々な角度から明らかにしたいと思っているが、八卦掌には走圏という円周を巡る特徴的なトレーニングがある。
円周の上をぐるぐる周る…それがなんやねん!
と関心のない方には突っ込まれそうだが、私はその鍛錬法の中にとても大切なものが隠されているような予感がするのである。
これはワクワクするような、そして確信に近いような感覚である。
「秘伝」誌のなかで藤本靖氏(ボディワーカー)は走圏について
○横隔膜と大腰筋の連結
○捻りによる内転筋の活性化
○身体外部の軸との相対強化
○視線、視点による練功
○プリバーテブラ(背骨の前側を縦に繋ぐ靭帯)による身体の統合
などの興味深い分析を述べておられる。
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他に「秘伝」誌で気になったのは合気道家の木村達雄氏について矢山利彦(医師、東洋医学研究者)さんが書かれている一節。
木村氏の「透明な力」は合気道における不朽の名作だが、矢山さんが木村さんの合気道に触れて本物であると実感された折に、木村さんの背中にふれて背骨の両側に“太いパイプのような”筋肉(脊柱起立筋?)が異常なほど発達しているのを感じたたという。
脊柱起立筋は太極拳における<緊張筋の優位化>というテーマと多いにつながる内容でこちらも考えるのが楽しくなった。「秘伝」誌に当分ハマりそうである。
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