彼岸法要 「法華経」 量子コンピューター

 


明日は彼岸の中日。



彼岸の入りから続いた松尾寺の彼岸法要も明日まで。



松尾寺には春秋の彼岸や施餓鬼の法要に出仕するが霊山としての雰囲気に包まれて心地よい。



特に彼岸は時候も穏やかなので大勢の地元の方にお参りしていただきたいと思う。



明日は11時より本堂でお勤め。地元の方はお参り頂ければ幸いである。




松尾寺には当市唯一の国宝『絹本著色普賢延命像』が存している。




兼務寺院にも普賢菩薩像があるがこれらは「法華経」に基づく女人往生への期待から生まれて信仰であるらしい。



絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉 (角川文庫ソフィア)

絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉 (角川文庫ソフィア)


『絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉』 (角川文庫ソフィア) を読んでいて、改めて



法華経」×「天台宗


というものがアジアの仏教文化のなかで決定的に大きな役割を持っていたことを感じた。


天台宗では「法華経」を中心とした曼荼羅世界が構築されていて、あらゆる経典や修業体系がそのなかに包摂されている。


弘法大師空海は「秘密曼荼羅十住心論」を表して仏教内外の思想を序列化し最後に真言密教を最高位に置いたが、これは「法華経」を中心とした天台宗に対抗する必要があったからだろう。


法然道元日蓮親鸞など鎌倉仏教の創始者はすべて天台宗に学びを出発点としているし、日本の文学、芸術にも計り知れない影響を与えている。



天台宗は日本の総合大学のようなものだった言われるが、最近気になっているのは道元白隠といった大禅師が実は大変な「法華経」の信奉者として側面を持っていたということである。


二人の大禅師は当初は「法華経」を評価されていなかった痕跡がある。


それがどこかの時点で「法華経」に開眼された、即ち単なる教学的理解以上のものをこの二人は「法華経」から悟られているらしいのである。


それがいかなるものであったかということは非常に心にかかっている。











東大の研究グループが大規模な汎用量子コンピューターの実現を可能する発明を行った。


これってとてもすごいことなのではないか…




科学文明のステージがひとつ上がるくらいの意味を持つのではないだろうか。





先日買った「Newton別冊 虚数がよくわかる」を時々パラ読みしているが虚数という“ありもしない”存在が今日の科学に決定的に寄与しているというのは不思議である。


コンピュータをはじめ現代科学を根底からささえている量子力学虚数と不可分であるし、かのホーキング博士にいたっては観測が不可能な宇宙の始まりについて虚数の時間を想定することで宇宙開闢の謎がとけるというから驚きである。


これからの科学文明の加速は目覚ましいものになるにちがいない。


【関連記事】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170922-00000050-it_eetimes-sci


現代の科学文明はコンピューターに大きく依存している。



コンピューターの基礎理論はライプニッツが体系化した2進法であるが、ライプニッツは中国の「易経」に関心を持っていてその影響を強く受けたとされる。



易経」からコンピューターが生まれ、それが実在しない虚数に基礎をおく量子コンピューターによってまた新しい文明の扉をひらこうとしている。






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