湿布薬は大事です

 



気功やヨガのトレーニングの一環として自分の体に意識を向けることがある。


頭、腕、胸、腹部…身体のいろんな部分に意識を集中するのだが、ここほど右の下腹部に軽い痛みがあることに気が付いた。


ごく軽い痛みだが、自分の感覚ではごく軽い炎症を起こしているようなのである。



11月の繁忙期前に病院にいっておこうと思い、行きつけの内科へ。


医師は丁寧に診察したうえで特に異常はないと診断。



そして湿布薬を処方してくれた。





自分の感覚からすると筋肉よりももっと深い部位の痛みで湿布というのは全然結びつかないのだが、医師はニコニコして「肩こりなどどこにでも使えますよ」と言ってくれるので、不服をいうわけにもいかないので湿布薬をもらって帰ってきた。


ところが…


昨夕は兼務寺院へ台風の見回りにゆき、帰ってくる途中から急に背中が痛みだした。


横になろうとすると激痛の一歩手前くらいのかなり強い痛みがある。


背中を動かしたり背筋に体重がかかるとメチャクチャ痛いのである。


しかも原因は全然思い当たらない…



いっそのこと救急車を呼ぶ…とも考えたが、国道から山寺まで一本道で道路わきに家々が並んでいるので救急車を呼ぶとちょっとした騒動になってしまう。


自分で病院へいくべきか…総合病院に電話して診察時間を訪ねると午前11時までという。午後の診察はないという。



仕方がないので妻に車を運転してもらって市内の整形外科へ。車のなかでも時々強く痛みが起こり思わずうなってしまう。


なぜか娘がハイテンションでついてきたので…


「お父さんが死んだら…お母さんのいうことをよく聞くんだよ」

「お父さんはお空の星になっておまえを見守っているからね」

「お父さんの命日には好物のぼたもち(ウソ)をお供えしておくれ」


遺言モードで語り掛けてみました。全然聞いてませんでしたが…



整形外科の医師はご高齢だが大変に篤志の方で患者さんの病気平癒を祈願するためにお寺にお参りのこられる。善男子という呼び方がぴったりの人物である。


問診の後、CTスキャンをしてもらったが異常は見つからない。


CTスキャンのために横になるのが一苦労なくらい痛いのだが…


結局原因はわからず…台風の跡片付けをしたといったら普段やり慣れてない運動をして筋肉痛になられましたね…みたいな診断に落ち着いた。


「そんな痛みとは全然違う!」と思ったのだが、とりあえず内臓からくる深刻なものではないと分かっただけ安心である。




受付で痛み止めやビタミン剤をもらい最後に湿布薬を渡された。



その湿布薬は…



先日内科でもらったのと同じだった…


なんとなく因縁めいたものを感じた。


湿布薬をおろそかにしたので罰があたったのか…

ちなみに一夜明ければ痛みは殆どなくなっていた。


痛み止めや湿布薬の効果もあるのかもしれないが少し不思議な体験だった。


なにせよ健康でいられるというのはありがたいことなのである。


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