九九 名作 雨の歴史教室

 

子供が算数で九九を習い始めた。



恐ろしいことに自分が九九をうろ覚えであることに気が付いた。


老化防止もかねて九九を毎日唱えることにしたが、娘が私の九九を聞いて…


「お経みたい」


なんでやねん!



アルプスの少女ハイジ リマスターDVD-BOX

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子供が動画で「アルプスの少女ハイジ」を時々見ているが随分気に入っているらしい。






時々、一緒に見ているが画の美しさ、アルプスの自然の素晴らしさ、脚本の深さ、俳優陣の演技…



やはり名作だと思う。




引退した宮崎駿氏が再活動されるそうで名匠の引退撤回は大いに歓迎である。









午前中法務1件。


お寺でお勤めの後にお墓参り。


台風28号が接近中で雨のなかしめやかな法事の様子が印象的だった。


午後は『明倫館 歴史教室』へ。



来年度に舞鶴で開かれる「全国藩校サミット」のプレイベントとして<田辺藩><牧野氏><明倫館>などをキーワードに毎月開催される歴史講座である。



会場を中舞鶴の総合会館と勘違いし、会館に着くもイベント開催中で駐車場は満車。



遠くに車を止めて雨のなか会館に着くも開催場所は西舞鶴の支所と判明…


再び雨のなかを歩いて車に戻り西舞鶴の支所へ。


こちらも教育関係のフォーラム開催中で駐車場は満車。


駐車スペースをみつけて雨のなかを歩くも誤って水たまりに足を突っこんでしまう(涙)




歴史探求の道のりは苦労が多いのである…



会場についてみればほぼ満員の盛会である。



今回のテーマな牧野氏。



田辺城の藩主細川幽斎は著名であるが、細川氏が九州に転封後、京極氏を経て牧野氏の
200年以上にわたる治世が舞鶴の近世史を形成し、藩校である明倫館から輩出した逸材は舞鶴ののみならず日本の近代化に大きな足跡を残した。




沢山の原資料を駆使しての実に面白い講義だった。



いろいろと心に残った点がある。


戦国大名(戦国武将)というと合戦ばかりやっているイメージがあるが実際には多方面の活動があり、大なり小なり文化人としての側面をもっていた(その最たる人物が細川幽斎 だったのであろう)


とか…


一つの氏族が本家、分家に分かれながらも一族としての一定のまとまりをもちつつ戦国の乱世をしぶとく、巧に生き抜いてゆく。牧野氏の歴史は同族経営のグループ企業の興亡史のような側面がある。


とか…


地域というまとまりではなく氏族の存続という一点に執着することで戦国の争乱は長期化し、複雑化したのだということが垣間見られたような気がした。


などなど…


近世史というのは殆ど知識のない分野なので大いに実りのある時間だった。



次回は11月19日(日曜)。地元の方は是非ご参加を!


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歴史というのはその地域にとって“資源”であると思う。


『自分のいる場所を深く掘り下げる』


というのはとても大きなテーマである。


それは歴史探求からはじまって政治、哲学、宗教のかなり深い部分に共通する課題であると思う。



大げさに言えば“仏性”ということにもつながることになるテーマである。



私たちにとってまず大切なのはそれぞれが自分らしく生き生きと自分の人生を生きる(生ききる)ということではないかと思う。



地域おこしということが大変に盛んだが、



とにかくマスコミに大きくとりあげられたいとか


とにかく大勢人が来たら良いとか


とにかく箱モノを作りたいとか


いう動機で(ありもしない)地域のストーリーを無理矢理作り上げたり、よその地域の成功事例をコピペしている例が多いと聞く。



そうじゃないでしょ…と思う。


その地域に住む人たちが自分の地域の歴史や環境のすばらしさに気づき、理解を深めてゆくことが大切だと思うのである。



そういう人々もまた地域にとって大切な資源なのである。もちろんいい意味での。



高校生くらいの頃は自分の住んでいる町に価値や魅力を見いだせなかった。



そしてテレビで見る東京などの都会に憧れたものである。



この歳になってようやく自分の住んでいる地域の良さが少し分かってきた気がする。


そういう人たちが増えてゆくことを願ってやまない。


本日の歴史教室はそんなことを久しぶりに実感できた素晴らしい体験だった。


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