うらにし 毛筆

“うらにし”とは秋に吹く北西風のこととされるが

変わりやすく雨がちの天候を指す場合も多い。

『弁当忘れても傘忘れるな』などと言われる。

本日は予報では曇りだったが一日中断続的に雨。

新潟から北近畿各地の紅葉を見にこられた一団があったが、バスから降りて境内を歩き出した途端に激しく雨に降られてのはかわいそうだった。当方としてはいかんともしがたいいのだが。

17時からキャンドルイルミネーションが開始され、本日と明日の17時〜20時に行われる。

仕事柄、筆で字を書くことが多いが、毛筆というのはなかなか上達しないものである。

葬儀では逮夜用塔婆７本、百箇日用塔婆、白木の位牌2体、杖傘の袋などを毛筆で書く。

戒名を書くのに最初は位牌から書いていたが、そのうちまず逮夜用の塔婆を書いて“上達してから”？位牌をかいてはどうかと思い立ったが、実際に塔婆から書いてみると最初に塔婆に書いた字のほうが良い場合が多いことに気が付いた…

字のというのは書き続けると力んだりしてかえって下手になる場合も多いようだ。結局、普段から筆に親しみ、練習しておくしかない。

11月は受付にお手伝いに入って頂くが、朱印を書いてもらわないといけないのでなかなかお手伝いの方が見つからずいつも自転車操業である。

昨日は珍しく快晴。

もみじの色も樹齢によって赤、緑、黄色、オレンジと様々である。

その彩が空の色に映えてとてもきれいだった。

あまり綺麗だったのでしばらくしてその様子をカメラに収めようとしたが、すでに陽が陰り始めていて先ほどの景色はもう失われていた。

自然と出逢いは一期一会なのだと思う。

にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます！
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします（＾人＾）

.