ジャケツイバラ 葛根湯 君の名は


参拝の方をご案内していて三重塔の後ろの斜面に黄色い花が沢山咲いているのに気が付いた。




近年はどんな花木を植えても鹿の食害に遭って全滅である。


かっては何千本も咲いていたシャガやシュウカイドウのことを時々懐かしく思い出す。



くだんの黄色い花は知人の教えてもらってジャケツイバラという植物と判明した。


蛇が絡みあうようなので「蛇結茨」という名称なのである。


鋭いトゲが沢山生えているので鹿の食害にも合わなかったのだろう。


そんな物騒なものしか生き残れないとはなかなか深刻である。それでも黄色い花が群生して咲いている姿はなかなか美しかった。





漢方薬はとりあえずツムラがいいようです】

 

丈夫だけがとりえだが久しぶりに風邪を引いて更新をしばらくお休みした。


以前から試してみたいと思っていたのは葛根湯という漢方薬である。


風邪の比較的初期の症状や鼻風邪によく効くという。


確かに葛根湯は効いているらしく寝込みもせず普通に法務ができるのは有難い。


井齋 偉矢「西洋医がすすめる、カラダが瞬時によみがえるサイエンス漢方」のなかで葛根湯は夜寝る前に飲むと眠れなくなるので要注意とあったが、私はとても寝つきが良いので油断して2服飲んだら明け方まで寝られなかった…たしかに効いてます。



葛根湯は風邪薬というイメージが強いが著者によれば葛根湯は肩こり、顎関節症、中耳炎、外耳炎、眼精疲労、角膜炎、乳腺炎など「胸から上の万能薬」であるという。


肩こりや眼精疲労にも効果があり、眠くならないので夜遅くまでパソコンに向かうなどの作業にも向くという。





本日28日はお不動様の縁日。


毎月28日は8時からお勤めをするが風邪だといつものようの声がでていないことに気が付いた。



読経というのは意外に体力が居るのである。


もっとも頭が少々ぼーっとしていて、小学校の行事に出るつもりで学校にいったら校長先生に「…来月の28日ですよ」と指摘されてすごすごと帰ってきた。






数日前に御朱印帖を書かせて頂いた時にとなりのページに綾部の光明寺御朱印があった。
  

光明寺には国宝の素晴らしい山門があるが、現在は修理中である。


ふと気になったのは光明寺山号が「君尾山」であること。



いろいろな地名などを参考にすると「尾」というのは「〜がある場所」ということになる。


杉の巨木の在る場所が「杉尾」であるのは分かりやすい例である。

木津川にある「当尾」は塔婆(仏塔)が並んでいる場所の意味で本来は「塔尾」であったという。


近くにある松尾寺も開基である唐僧の威光上人が松の大樹の下に馬頭観音を感得されたのが始まりであるとされる。


「松尾」という名称も本来は「松の霊木のある」という意味なのであろう。




そうなると「君尾」という山号は「君のおられる場所」ということになるのではないかという気がする。


 光明の創建は聖徳太子によると寺伝にあるが聖徳太子が「君」であろうか、それとも後代に君と呼ぶべき人物の御座所になったという経緯があるのか。少し気になりはじめている。



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