秋海棠(しゅうかいどう)の絵

  

この連休は好天に恵まれ、紅葉もピークとあって大勢の参拝者が来てくださった。

団体でいらしたある婦人から手渡されたものがある。この婦人は昨年、この山寺を訪れて下さった方だという。

ご自分で書かれた絵に詞が添えてある。

一枚はもみじの絵。俳句が書かれているのだが…達筆過ぎて読めませんでした。すいません…

もう一枚は秋海棠(しゅうかいどう)の絵。

母の声と 聞こえし 山のほととぎす

そんな一句が書かれてあった。ちよっとかっこいい…

この山寺は条件が良ければ参道に秋海棠が1000株くらい咲くことがある。
もともとは父がよそから持ち込んだ3株から増えたという。この植物は半陰陽を好むようで、周りを山に囲まれたこの地はよほど生育に都合が良いらしい。

樹齢1,000年と言われるかや榧(カヤ)の根元にも秋海棠が群生していて、巨木と小さな薄い紅色の花の取り合わせがとても気に入っている。

本来は背の低い草なのだが、今年、EMという微生物資材を榧(カヤ)の根方に撒いたら、1メートル近くに成長したものもあった。
今年、白い花の咲く秋海棠を父が貰ってきた。
これも増やそうと思い大切に育てている。