気分は将軍様

一泊二日で霊場会の年一回の総会に参加しました。
本日から二日ほど京都にある妻の実家に宿泊の予定。

今年の総会は姫路で行われ、総会の後、妻と姫路城を見学。

まず感動したのは姫路城の近くに好古園という巨大な庭園があること。
借景というのは京都の庭にはよくありますが、この好古園は姫路城を借景にしている点がすごい!広大な敷地に膨大な花木が植えられ、その管理も実に細やかに行われていました。姫路城の名前は誰でも知っていますが好古園の存在を知らない人は意外に多いのではないでしょうか?姫路城に行かれるなら是非訪れたい場所だと思います。

あたたかくなって花の咲く時期にでかけたらさぞ美しいだろうと想いました。
植えられている花木の数、他では見られない希少な植物、また歳を経て類のないほど味わいのある形を得た名木の数々…本当に素晴らしい庭園でした。ゴミひとつ落ちていない庭園を歩きながら天守閣を仰ぐと気分は暴れん坊将軍です(笑)(実際、この近辺で時代劇のロケが行われることも多いとか)

    http://www.city.himeji.hyogo.jp/koukoen/index.php

さて姫路城に入ると、まず正面に堂々たる白壁がありそこを左に折れて天守へと順路がつづくのですが、重厚で長大な白壁に開けられた無数の「狭間(さま)」にまず感動しました。これは敵兵を狙撃したり物見をするため窓のようなものだと思うのですが、丸、三角、四角、長方形ととりどりの狭間が白壁に無数に開いているというそれだけにまず感動です。侵攻した大軍がこの大壁に阻まれるとこの狭間から銃弾や矢が無数に浴びせられる…想像するだけで身体が熱くなりました。

一見すると優美なこの城は実に空間設計が巧緻で、大軍が進行しても要所要所でせき止められ、分断され、奇襲される様子を想像するのがなにより興味深い体験でした。

お城の中も実によく手入れされていて名城の名に恥じないものでした。

    http://www.city.himeji.hyogo.jp/guide/castle/

そして地元の方々がこのお城を本当に誇りに思い、大切にされているのが伝わってきたことも嬉しいことでした。

お城の見学の後は近くの施設で名物の穴子を使った釜飯を頂きました。

ここからもお城が臨めました。夜にはライトアップされ、カウンターで食事をとりながら眺めるお城の姿も格別とのことでした。