サンタクロースの居ない国

なんか最近、ページビューが急激に増えている気がする…神仏の御加護か?(笑)

こんな話を読みました

 車で寝泊りしてて自暴自棄の生活を送っていた若者がレストランでお腹一杯食事をして「財布を落とした」と嘘をついた。するとその店のオーナーは20ドル札を差し出して「これはあなたが落としたに違いない」と言った。
 若者は後に事業で大成功を収めたが、この出来事が忘れられず街頭に立って貧しい人々にお金を手渡すようになった。そして自分の名前も身分も明かそうとしなかった。その男性の手渡した総額は130万ドル(1億5000万円)にものぼった。人々はその男性を「秘密のサンタクロース」と呼ぶようになった…(2007/12/21産経新聞)

 まるでO・ヘンリーの短編小説のような話である。
 アメリカ人には富を得たら人に施す、公共の為に使うというしっかりしたコンセンサスがある。

 お金も健康も手段である。目的ではない。
 お金が欲しい、健康になりたいという人は一杯いるが、では手にしたお金や健康で何がしたいかと即答できる日本人は少ない。豪邸、美食、別荘、外車…結局、自分の為の欲というのは一番小さい欲だと思う。


 評論家の竹村健一さんだったと思うが「清冨」ということを言っておられた。
 日本人は清貧ということを尊ぶ。そのことはもちろん素晴らしいが、まっとうな方法でおおいにお金を稼ぎ、世のため人の為に使う人がいたら素晴らしい。今の経済システムではお金をどんどん使うことで周りの人も豊になっていく。

 サンタクロースになれるような良き金持ちがどんどん出てきて欲しいと思うこの頃である。


※ 山寺は産経新聞を応援しています。朝日はオススメできませんぞ(笑)