パソコン疲労症候群
ダイヤル回線から光回線になったのはいいが調子に乗ってパソコンの前に座っていたら、途端に眼や脳がずっしり疲れた感じである。肩も首も重い。
何日か前、<酸化した油>の摂りすぎについて書いた。
朝食は抜きで、昼の食事はハンバーガーとフライドポテトですませ、3時のおやつにポテトチップス。晩御飯に外食でフライ物を食べ、夜食にカップ麺…私が学生の頃、そんな食生活をしている友達が大勢いた。
これでは一日中、<酸化した油>を摂っていることになる。
仕事で一日中パソコンを使い、仕事の合間に頻繁に携帯でメールする。家では食事をしながら液晶テレビを見て、食後にゲームをし、ネットサーフィンを愉しみ、パソコンのメールで友達に連絡をとる…
今の日本にはこんなライフスタイルを送っている人が随分いるはずである。
こうした生活は
光る画面を凝視する
キーボードを操作する
断片的で刺激の強い情報にさらされる
電磁波を浴びる
といったことが殆どセットになっている
これに加えて
生活にリズムが夜型になる
昼間、陽光線を浴びない
夜中に強い光を浴びる(夜にコンビニに買い物に行ったり、パソコンを操作する)
慢性的運動不足
といったことも加わる。
あまり上手い表現ではないがこれらを<パソコン疲労症候群>とでも呼ぶなら、その対策を心と身体の両面からどうするか本気で考えないといけない時期にきている気がする。
※ 追記
約2名の方に小噺が好評でしたので続編を(宇野信夫「江戸の小ばなし」文春文庫より)
『弟子入り』
泥棒の師匠を弟子がたずねて、いろいろ教えてもらっていると、裏口から泥棒がこっそり入ってきて、箪笥(たんす)の引き出しをあけ、ごっそり着物をもちだしていった。
「お師匠さま、ただいまお勝手から入った人は、泥棒と存じます。箪笥の衣類をあらかた持って行きましたが…」
師匠、さりげない顔で
「ああ、今日は稽古日だ」
『貸家札』
貸家の紙を貼っておくと、いたずら者が剥がしてしまう。何度貼っても、剥がされる。
家主は考えあぐね、木札に書きつけ、五寸釘で打ちつけ、
「これなら四、五年は大丈夫だ」