学生気分
※ ホームページの画像を一部更新しました。御笑覧くださいませ。
今朝は朝4時頃から裏山で猿が鳴き始めた。
猿の鳴き声自体はそれほど大きなものではないのだが、それに反応してウチで飼っているコーギー犬(三歳、駄犬…)がものすごい爆音で吠えるのである、とても寝られたものではなく本当に弱った…
私の住む舞鶴はイギリスのポーツマス市と姉妹都市の提携を行っている。
本日はその提携成立10周年を記念したイベントが行われた。
シャーロック・ホームズで知られるコナン・ドイルは処女作「緋色の研究」をポーツマス市に住んでいた頃書いたことなどからポーツマス市にはドイルに関する膨大なコレクションがある。
本日はその管理に携わるドイルの研究者を招いて、ドイルとシャーロックホームズに関する講演が行われた。私も中学生の頃、シャーロック・ホームズを愛読していたので早速出かけた。
シャーロック・ホームズという人物はとても頭脳明晰で、合理的で、クールな人物として描かれているが、作者のドイルは様々な心霊術に凝り、妖精の存在を信じるなど神秘的なことにとても関心があった。
作家についてくわしく見ていくと、実に矛盾したものが見えてくることがある。
多分それこそが正にその作家の本質であるようにも思う。
久しぶりに学生にもどったようで新鮮な気持ちだった。
【伝家の小噺】
「虎」
狩人が息子をつれて山へ行くと、大きな虎が出て、親父を難なくくわえて走り出した。息子が矢をつがえて射ようとすると、親父、虎の口から見て、
「コレ、足を射ろよ、皮に疵(きず)がつくと値がおちる」
「道楽」
道楽指南所と看板をかけた家へ、弟子になりたいと言って、師匠に面会を申しこんだ。
「今年は気候不順で大分雨が降ったが、米の相場をご存じか」
「一向に存じません」
「なるほど、見込みのあるお人だ。お下地がある」
※以上 宇野信夫「江戸の小ばなし」(文春文庫)より
「けちんぼう」
親父「息子や、隣へ行って金ずちを借りてきなさい」
息子「お父さん、隣に借りに行ったけど金づちでクギを叩くと金づちが減るから貸しませんて言われ たよ」
親父「…けちんぼうめ!しょうがないウチのを使おう…」