オバマ候補からの手紙
私の住む山寺は京都府と福井県の境にあり、車で小1時間走ると、小浜という町に着く。
私は小浜の自動車学校で免許を取った。
私は運動神経が鈍いのでどれだけ怒られ、あきれられたかわからないし、随分余分に学費を払った…。(もっともいい先生が多かったので近隣の方にはオススメしたい自動車学校ではある)
小浜という町はよく言えば静かな、悪く言えば活気の無い町だったのだが、NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」の舞台となって一躍全国区の知名度を獲得した。
その小浜市が今度は同名(というより同音)のバラク・オバマ候補の応援をはじめた。
すると全国ニュースどころか世界各国のメディアが取材に訪れた。
小浜市はテキサスやオハイオなどの予備選の開票速報を見守る集会というのまで開かれ、しかもそれをCNNが全米中継するという。
そして、とうとう本物のオバマ候補から手紙まで届いた。手紙の一節には「私達は名前以上のもの分かち合っています」と書かれてあったそうだが、どう考えても、名前以上の共通点は無い(笑)
バカバカしくても、とにかくやってみようという気持ちが実を結んだ話である。
日本人は基本的にマジメであまりこうした話を聞かない。ユーモアがあって元気の出るニュースだと思う。
<挑戦>というとすごく勇気がいる感じがするが、最初は何でもいい、簡単なことでも、僅かなことでも、とにかく一歩踏み出してみることだと思う。
今、地方自治体は元気のないところが多いが、小浜市を見習ってとにかくなにかやってみるという精神でがんばってもらいたい。
【追記】
小浜市内に井上孝養庵というお菓子屋さんがある。
地元では有名な店なのですぐに場所は分かると思うが、地方のしっかりした和菓子屋さんという感じでここのお菓子はとても美味しい。京都の有名な和菓子にも決してひけを取らない。
小浜を訪れた方は是非、立ち寄って頂きたい。どうせならオバマ候補にも送って欲しいくらいである…