心と体と運勢と
※ ホームページ更新しました。宜しければ御笑覧下さいませ。
(ホームページ製作担当ぶろぐ坊の妻より)
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今日は住職が薪作りを宣言した。
裏山に切り倒した木がたくさんあるのでそれを自分がチェンソーで切断するのでお寺まで運ぶようにという…
私と妹の旦那が手伝ったが、アウトドア派の住職はチェンソーが大好きなのである。私と妹のつけたあだ名は「ジェイソン」。
山の斜面で切断した材木をまずキャタピラのついた小型の運搬車でトラックまで運び、さらにトラックでお寺まで運ぶ。
まだ雪の残る裏山は足元が悪いし、作業着が雪で濡れてくるのでなかなか大変である。丸一日がそんな作業の繰り返しで、お寺の裏手には軽トラック2台分くらいの短めの材木が山積みである。これらは多分、私が暇な時に斧で割ることことになるのはほぼ確実である。先が思いやられる…
妹夫婦は三人の子供を連れてきたので、子守も私の仕事になった。
6歳、3歳、1歳の子供達はとにかくよく動くので大変である…
子供を観察しているといろいろ面白いことに気付く
子供達には動きたいように動き、それで心が満たされるとより元気になってまた動くという循環があるのである。
ただ楽しいから動き、動くことで気持ちが楽しくなり、その結果、また動く…
心と体の間には間違いなく<フィードバック>といっていい関係がある。
その逆はどうだろうか。
私が長い浪人時代によく経験したのは
気分が沈む→体を動かさない→余計に気分が沈む→さらに体を動かす気がしなくなる…
という全く逆の<フィードバック>である。これを抜け出すのに何年も掛かった。
アルバイトで体を動かすようになってようやくこの悪い循環から抜け出せた。
但し、一度、このサイクルにハマってしまうと抜け出すのは本当に大変である。
それは実感としてよく分かる。私はアルバイトで働くことで体を動かしただけでなく、いろんな人に接して気持ちも切り替えることができたのだと後で気付いた。
結論は昨日のブログと実は似たものになる。
大きな目標とか気負いとかを持たずに、ただ、ほんの小さな一歩を踏み出してみるということではないだろうか。
今年75歳の住職はとにかく元気である。
その行動を見ているとあまり深く考えずにとにかく体を動かし、それで元気が出て、また次のことをやるという、この話のお手本のような人物なのである。
日本人はとにかくマジメなので、はじめの一歩というとそれだけで緊張したり、先のことを考えたりしてしまうのではないだろうか。そんなものはさらりと忘れてしまおう。
もうひとつ大事な点はこうしてとにかく最初の一歩を踏み出すことで、<運気>とか<物事の流れ>にも影響が出るのではないかということである。住職は檀家さんも少ない三軒の山寺を切り盛りするのに相当な苦労をした。多分普通の人ならしり込みするような条件が沢山あった。それがなぜかここまでやってこられたのは「なんでもいいからまずちょっと動く」という行動パターンにあるのではないかと私は睨んでいる。
何事も心の赴くまま、気負わず歩みだせたらいいなと思う。
そうすると多分いい風が吹き始めるはずである。
【追記】
ちなみに、私が高岡英夫氏のゆる体操に関心があるのは、この体操が寝転がったままでもできるという点にある。
もちろんヨガや気功などにも、あまりエイヤ!という気合がなくても体を動かせて、しかも気持ちがいいという運動がある。それについてはまた別の機会に書きたい。