ちょっとエエ話
島田紳助氏は漫才ブーム以来、ずっと芸能界のトップ集団を走っている一人である。
お笑いというのは現在、もっとも人材の豊かな分野である。その分野で常にトップに居続けることは並大抵ではない。
相変わらずYoutubeを漂流していて
「ちょっとエエ話 〜M1勝利の方程式〜」(投稿者 mequlin524)
という動画を見つけた。
紳助氏がフットボールアワー、チュートリアルといった若手芸人と雑談しているのだが、紳助氏が自分の成功の秘訣を語っている。
一言でいうと「本気の本気」ということだろう。
「どこに行きたいかわからん奴に進む道は無い!」
という紳助氏は若いうちから自分の緻密な人生設計を立ててノートに書き出し、その目標を一年づつ前倒しでクリアしていったという。
自分自身を評して「自身70%不安30%」とも語っている
不安が多ければ前に進めないし、自信が大きすぎれば慢心するか足をすくわれる。
このバランス感覚も絶妙である。
私達凡人は成功者を見てただ羨ましいと思ったり、単に嫉妬するだけのことが多い。
大阪府知事に当選した橋下氏について連日、さまざまな報道がされているが、先日、ある新聞紙上に
「どうせ知事を辞めても年収数億の生活に戻るだけ…」
というコメントが載っていた。
私はこのコメントからは橋下氏への単なる嫉妬しか感じなかった。
橋下氏の成功は自身の努力と才覚によるものである。
嫉妬という感情が起こった時、自分の感情を冷静に見つめてみると、嫉妬している相手に絶対勝てない、相手のようには絶対なれないという意識がある。でも相手の手にしているものにはとても魅力がある…そんなところだろうか、恥ずかしながら、時々、私もそんな感情が沸き起こってくるので非常によく分かる(笑)
男が女になるとか、日本人がアメリカの大統領になるというのでない、
基本は前向きで、はっきりした目標を持ち、ひたすらな努力である。
もちろん運も関わるが、運は努力する人にしかついてこないと私は思っている。
紳助氏や橋下氏をうらやむ前に見習うべきことが沢山ある。