秘密兵器登場?

獣害の被害がはなはだしい。

先日も檀家さんの家に行くと、猿にビニールハウスを破られて中に入られ、タマネギを食べられたという。タマネギは猿の大好物である。

農業というのは一年近くかけて作物を育てる。
ようやく収穫という時期になって、被害に逢うのはやりきれない。

それだけでなく、屋根に上って瓦を剥がしたり、ビニールハウスを破るなどの被害も多い。墓参で備えた花や食べ物も殆ど例外なく狙われる。お墓の場合、当然のごとく食べ残しがあちこちに散乱しているのも見苦しい。

先日聞いた話では、一人暮らしの老人がテレビを見ていて、気配で振り返ったら、猿が少し後ろから興味深そうに見ていたそうである…

もうひとつ驚いた話では、狩猟免許を持っている檀家さんが畑に行くと、鉄砲を持っていなくても猿が逃げるというのである。普通の人間を見かけても猿は簡単に逃げないのに…
猟銃を持っている人間の顔を認識しているらしい。


今朝の回覧板によれば、市が重い腰を上げて猿対策に取り組むそうである。
マークペットという道具を貸与してくれるそうである。
本来は防犯用に開発された商品でカラーボールを発射する装置である。
レーザーポインターで相手に照準を合わせるというからなかなかの優れものである。


http://www.ring-g.co.jp/gakkou/ma-kupet.htm


殺生はもちろん可哀想だが、このままでは地域の農業は成立しなくなる。
本当に難しい問題である。