迷惑な立ち読み

【4日に山寺のホームページ更新しました。お暇な方は御笑覧下さいませ

       http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/

 山寺の周辺は土地が痩せているので、生ゴミは全て堆肥にして土に返す。山寺では生ゴミは貴重な資源である。一冬でドラム缶一杯の生ゴミが出たので土や乾燥した落ち葉と混ぜる作業をした。乾いた落ち葉や土というのがなかなか無くて一苦労だが楽しい作業である。

 普通に回収された生ゴミは石油を使って燃やすのだろうが、本当にもったいないと思う…
石油ももったいないし、生ゴミ自体ももったいない。熟成して土に返った堆肥はいい匂いがするのに…
 もっとも生ゴミは水分が多いのでドラム缶の下の方はペースト状になっていた…
 夏ならすごい悪臭のするところだが、気温が高くないせいかそれほどにおわないのが有難い。


 仕事を終えた後、高岡英夫さんの新刊を買おうと思って本屋へ行った。
 昔の町の本屋はとても活気があった。私が高校生の頃は学校の帰りに本屋へ寄るのが日課のようになっていたが、店内は人気が少く、昔のような活気が無い。
 高岡先生の本は多分、置いてないだろうとは思ったが、やっぱり無かった…

 地方に住んでいて困るのは本屋さんの品揃えが弱いことである。
 もちろん、人事ながら本屋さんの経営も大変だろうと推察する。
 今はコンビニやアマゾンで本を買う時代である。大型店舗の進出やブックオフのような中古本を扱う店も多い。残念だが万引きもとても多いと聞く。
 本当に大変だろうと思う。

 しかたが無いのでちょっとだけ立ち読み…
 茂木健一郎氏の「ひらめき脳」をぱらぱら見てたら衝撃的なことが書いてあった。
「脳の90%以上は眠っている」と半ば公然と言われていたことが実は誤りで実際は脳が極めて良く使われているという…かなり驚き!
 脳や心はとても関心のある分野だが、脳研究はほんとうに眼が離せない分野だと思う。

 漫画のコーナーで丸尾末広氏が江戸川乱歩の「パノラマ島奇譚」を漫画化しているのを発見!素晴らしいコラボレーションである。危険な世界ではあるが…
 私がアラブの大富豪なら極彩色、オールカラーの超豪華本で丸尾氏に「パノラマ島奇譚」の漫画化を依頼したいところである。気が引けるのでじっくり読むことは断念。
 丸尾氏には猟奇や耽美の世界が似合うが個人的には谷崎潤一郎の「母を恋ふる記」を是非漫画化して欲しい。

 平積みの本で「水の摂りすぎは今すぐやめなさい」という健康本を発見。
「水をしっかり摂って健康に」という趣旨の健康本が随分でているが…
どうして健康法というのは正反対のものが存在するのか不思議である。

 ある有名な健康団体は果物を眼のカタキにしていて「病院にお見舞いの果物を持っていくのは論外。お見舞いの果物を食べて死んだ病人が大勢いる」というようなことを説くが、その一方で「果物健康法」というのも複数存在する。本当に不思議な世界である。

 最近はタバコを一箱1000円にという議論まであるが、喫煙派の中にはタバコが身体に有害であるということすら科学的には証明されていないと説く人もいる。確かに、健康というのは関連する要素が複雑で何かについて証明するというのが本当に難しいのだろう。
 そして、そのよく分からなさに付け込んで、実にいろいろな人がいろいろなことを説いている。個人の体質や生活環境も天と地ほど違うのもひとつの要因だろう。

 多分、私達は健康になること、病気が治ることを求めているのであってプロセスはどうでもいいのかもしれない(笑)

 但し、劇的な効果や難病が治ることをうたい文句に高価な健康食品や器具の類を売りつけたりする輩にはくれぐれも用心しなければならない…
【追記】
カウンターが何故か2個ついてますが5万アクセスのキリ番を踏まれた方はご一報下さいませ。