掃除と風水
今日の午前中は収蔵庫の掃除。
ここはかって仏像が納められていたのだが、今は物置になっている。
ここに私が引越しの時に持って帰ってきた本やマンガがダンボール箱に山のように積まれていて、家族から苦情が続出したのである。マンガにいたってはものすごい量である(以前、バラバラになっていたシリーズもののマンガを整理しようとしたら、2人がかりで3日かかった…)
ダンボール箱を整理した後、床を掃き掃除すると見違えるようにすっきりした。
空気が澄んで、空間が明るくなる感じがした。そして、自分自身の気持ちもさっぱりと気持ちが良くなった。
私にはやるべきことを先延ばしにする悪い癖がある。
このことで自分がどれだけ痛い目に逢い、また周りに迷惑をかけたか分からない。
自分の心を部屋に例えるなら、先延ばしにしている用件というのは部屋の中に置かれた、整理していないダンボールの荷物のようなものかもしれない。
部屋に入る度に気になるのだが、手をつけるのも億劫で、見て見ないふり…
これは間違いなく心のストレスになっている。そしてこれは自分自身で作り出したストレスである。
最近、風水というものがよく話題になる。
新聞の折込広告にある「お金のたまる風水財布」とか「トイレに絵を飾って宝くじの当たる風水」とかはかなり眉唾である。念のため…
パワースポットといわれる場所があるが、その土地自体になんらかの力のある場所というのは多分、あると思う。
今日在るお寺、神社、お城、などはこうした特別な場所に建てられたことも多いと思う。
そして空間が本来持っている力だけでなく、同じ空間でもきちんと掃除や整頓をすることで、雰囲気や空気がよくなることは私達も体験することである。
綺麗に境内を掃き清められたお寺と雑然とものが放置されたお寺か、どちらがいいかは言うまでもないだろう。
掃除や整理整頓をして、部屋や家の周りを綺麗にすることは普通に考えられている以上に大切なことなのではないだろうか。
徹底した掃除を提唱されている鍵山秀三郎氏は掃除に取り組むことで企業や学校の環境が変わり、そこに居る人の気持ちや人間関係もよくなるといわれるが、十分説得力のある話だと思う。
私も意識して先延ばしにしてることを片付けるように習慣づけたら、ものごとに新しい展開が生まれるようになった。
空間に風水があるように心にも風水があるのかもしれない。