鬼の住まいなすところ

何年かぶりで団体参拝を企画した。
40人ほどで綾部や福知山のお寺を巡る予定である。
今回のメインはアジサイの名所観音寺である。

観音寺  http://www.tanba-ajisaidera.com/index.html

六月中旬なので100種類、1万株のアジサイはさぞ美しいだろうと期待している。
団体参拝は事前に下見するのが慣例なので、昨日は妻と2人で立ち寄る予定のお寺を回った。いずれも立派なお寺ばかりである。

予定ではお寺巡りのあと大江町にある鬼の交流博物館に立ち寄ってから帰途に着く。

鬼の交流博物館  http://www.nohmask21.com/oni/ooe_j.html

大江町近辺のお寺を回ったときから、ずっと感じていたのだが、この近辺は不思議な雰囲気が感じられるのである。

大江町は私の所属する地元の仏教会の林間学校が行われる場所であり、ここ何年か訪れる機会がある。私の住んでいるのも山寺だが、この近辺は全然空気が違うのである。
なんと言えばいいのか、しんしんと身を包まれるような山の気配を感じるのである。
今日のように車が走り、人家が並ぶ前の大江山というのはさぞすごかったのではないかと想像される。

大江山というと鬼の伝説で有名だが今日では大江山の鬼退治の舞台となったのは、京都近郊の大枝山(おおえやま)であるという説がかなり有力である。ではこちらの大江山はどうかと言えば、私はやはり何か人を引き付けるものを感じるのである。鬼が住んでいても違和感がないとでも言おうか…
まだこの地域に行かれたことのない方は一度訪れられることをオススメしたい。

鬼の交流博物館の近くにOZというレストランを見つけた

OZ http://www.weddingoz.jp/

観音寺のご住職のお話ではとても美味しいそうである。
棚田の続く細い田舎道を車で走っていくと突然、綺麗なレストランが現れる。この感じがとてもいい。結婚式に力を入れているようだが、レストランとしてもとても優秀らしい。内装も落ち着いていて洗練されているし、遠くに広がる棚田の風景を見下ろせるのもいい。閉店間際だったのでお客は私達だけだった。

ランチタイムは終わっていたので、コーヒーとデザートだけ頂いた。
サクランボのムースをミルフィーユにしたものを注文したら、30センチくらいある大きなプレートに盛り付けられて出てきた。私はよっぽど美味しそうに食べてたらしく、妻に笑われた…
 今度は是非ランチタイムに出かけたい。