鼻を洗う話

 もう十年以上、習慣になっていることに鼻を洗うというものがある。
 ごく少量の水を鼻から吸い込む。吸い込んだ水は鼻や口から出てくる。正確には鼻の奥を洗うというべきかも知れない。

 何かの本に書いてあったのを試してみてとても良かったのでいつの間にか習慣になってしまった。

 この話をすると大抵、「プールで鼻に水が入ってとても痛かった。そんなことできる分けない」と反論されてしまう。

 確かにいきなり鼻に水を入れると痛く感じる。刺激が強すぎるというほうが正確かもしれない。
 最初はお湯で行う。慣れてくると冷たい水でも平気である。また最初はいきなり沢山のお湯を入れず、ごくごく少量のお湯を鼻の中に吸い込むだけにしたほうがいいだろう。

 鼻を洗うのが習慣になったのは単純に気持ちがいいからである。
 一日に何回も行っているが、冬場などで空気が乾燥している時は多分、鼻の奥の粘膜も乾燥しているらしく、とても気持ちよく感じる。また鼻の中の汚れもとれると、鼻から吸い込む空気の味?感触?もとても気持ちいい。

 鼻の奥はとても脳に近いので、鼻を洗うことは脳に刺激を与えるという人もいるが一理ある話である。

 眠気も取れるし、頭もすっきりするので、受験生などのはお勧めかもしれない。
 もっともいろいろな人に勧めたが、これをいいといってくれた人は未だに居ない…