天上大暑


 本日は二十四節季の大暑である。

 昨日、当地舞鶴は全国最高の37.5度を記録。
 今日も日向の温度計は43度…
 それでも市街から梅干の土用干しを手伝いに来てくれた叔母は「町中に比べれば遥かに涼しい」と嬉しそうだった。

 最近、2回ほど柴燈護摩に参列した。
 修験道の格好をして屋外に炉を組んで護摩を焚くのだが、この暑いさなかに火を焚くからメチャクチャ暑い。頭襟(ときん)と言って黒いプラスチックでできたお椀のようなものを頭につけるのだが、護摩が終わってこれを取ったら、中に汗がたまってた。なかなか大変である…

 この暑さが定着するようなら、「全国一暑い舞鶴でアイスクリームを食べよう!」みたいにアイスクリーム関連のイベントを企画してはどうだろうか?
 ちなみに舞鶴は肉じゃがに発祥の地とされ、以前ご紹介した農村レストランふるるファームには肉じゃが風味のジェラートなるものがある。

 今日は家族総出プラス妹と叔母で梅干の土用干しである。
 いつも紫蘇を頂いている檀家さんがご病気で紫蘇が例年の半分以下しか手に入らないため、塩漬けに近い梅を干している。来年までに足りない紫蘇を追加して漬けないといけない。

 この猛暑の殆ど唯一の良かったことといえばこの土用干しが天気の心配をせずにできることくらいだろう。

 子供の頃は「うなぎと梅干を一緒に食べてはいけない」と言われたものだが、どう考えても迷信である。
 うなぎは土用の食べ物で梅干も土用に干すからこの二つが食い合わせとして忌まれたのは何か土用に関係があるのかもしれない。

 子供の頃は夏にアイスクリームを食べるのがとても愉しみだったが、この歳になると梅干でお茶漬けのほうが夏の味覚に合う。