秋の言の葉  

           
【お知らせ】

山寺のHP更新致しました。
宜しければ御笑覧下さいませ

http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/

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朝晩、冷え込むことが多くなった。
昨日の夕方は突然冷たい雨が降り、突風が吹いた。
本日も雨こそ降らないが一日中曇りである。これも晩秋らしい天気かもしれない。

ここ数日紅葉を求めて来られた方が時々訪問して下さるが、紅葉の見頃はまだまだである。せっかく遠方から来られるのにもったいないと思う。

 関西花の寺をはじめ、花木を楽しむことが目的なら是非、先方に電話で状況を確認したほうが無難だし間違いが無い。本日も新聞では京都市内の紅葉が12月にずれ込むか可能性があると報じられていた。

 紅葉シーズンを前にお問い合わせや団体の予約の電話が多くなった。

 本日も団体旅行の予約の電話が一件。
 某旅行会社の添乗員らしき女性から電話があった。若い女性だが思いっ切りタメ口なので、オイオイちょっと大丈夫か…と思っていたら最後に声のトーンが変わって「拝観料が安いのにお尋ねしにくいんですけど…」「はい?」「アールなんかは無いですよね?」「…ありません」

 なんとなく言葉の雰囲気が後ろめたい感じだったので即座に「ありません」とお答えしたのだが、「アール」の意味が良く分からなかったのでなんとなく引っ掛かかった。昼ごはんを食べている時にふと「リベート」の頭文字が「アール(R)」ではないかと思いついた(笑)もちろん確証はないが…

 共存共栄という立場に立てば、リベートも決して悪いこととは一概に言えないが、こちらをお寺と知って尋ねてくるわけだからやはり「アール」の出るお寺もあるのかもしれない。
 今日はひとつ勉強になった。

 夜は昨日買った「名俳句 1000」佐川和夫編(彩図社)を楽しみながら読む。
 お酒の好きな人がよく「チビチビやる」という言葉を使うが(笑)、正にそんな感じで楽しんでいる。

 この本を評して『俳句の「宝石箱」のようだ』とカバーに書かれてあった。
「宝石箱」とは少しありきたりな表現ではあるが、磨かれた言葉は正に光っている感じがする。

 うしろめたく、こっそり使われる言葉もあれば、数限りない人達に愛され、口唱される言葉もある。言葉の世界は実に様々である。

 きらきらと  言葉の光る  名句かな