曇り時々雨

 
               【お知らせ】
           
           山寺のHP更新致しました。
           宜しければ御笑覧下さいませ
           http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/

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朝7時頃、いきなり激しい雨が降るが30分ほどで止んだ。

午前中は晴れと曇りが交差する。時々日が差すと濡れたもみじに光が散々として綺麗である。
それも僅か数分しか続かないこともある。刻々と変わる自然の景色を堪能できるのは田舎暮らしの冥利というものかもしれない。

午後からは冷たい風が少々吹く。時々雨が降り、気温も下がったので参拝者もまばらである。

夕方は境内の向かいの畑で住職と作業を少々。
ついにトタン柵を乗り越えてイノシシが畑に侵入したのでトタン柵のまわりに防獣用のネットを張った。雨あがりなので畑の中はぬかるんでいた。おまけに冷たい雨が降る。イノシシが少々恨めしくなったので、ちょっとしたイタズラをした。

防獣ネットを支える杭に振動を感知すると大音響のなる防犯ブザーを仕掛けておいたのだ。もともとは賽銭泥棒対策の道具なのだが、イノシシがネットを動かすとかなり大きなブザーが鳴るはず。どういう結果になるかちょっと楽しみである。

忙しいと読書する暇も無いが、気分転換は漫画とアニメである。
毎日1冊ずつ読み返しているのは原哲夫花の慶次 −雲のかなたに−」(集英社)である。「北斗の拳」と並ぶ原先生の傑作である。

主人公前田慶次の涼やかで、美々しい武者ぶり、傾きぶりが原先生の手に掛かると惚れ惚れするような漫画になる。善哉善哉!

北斗の拳」にはロックの音楽を感じるが、「花の慶次」で描かれる戦国期の傾奇者(かぶきもの)とロック音楽とは不思議なほど共通しているものを感じる。
破壊、前衛、脱社会、異装、脱ジェンダー、反権力、刹那主義、などなどの嗜好は驚くほど共通している。興味深いことではないだろうか。「北斗の拳」の登場人物の中でも最も好きなのが「雲のジュウザ」だが前田慶次はこの「雲のジュウザ」と驚くほど良く似ている。これもまた漫画の楽しみであろうか。

境内では萩の葉が綺麗な黄色を見せてくれる。
紅葉も美しいが黄葉もまた良いものである。