主演は４６億歳

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「主演４６億歳、地球」…というのがBBC放送のドキュメンタリー映画「アース」のコピーである。

　大雪ですることがないので何本かDVDを借りてきたうちの一本である。
（ちなみに一緒に借りたのは「サンドウイッチマンライブ2008　　新宿与太郎行進曲」「桜井章一　牌離　孤高の奥義編」）

全然、期待せずに観始めたのだが、3分おきくらいに思わず「スゴイ！」と言ってしまう。

　本でも映画でも期待せずに見てみたら、実は大変に面白かったというのがやはり冥利に尽きるところであるが、地球とそこに暮らす動物の姿がこれほど素晴らしい映像になるとは予想だにしていなかった。

ドキュメンタリー映画であるから全部実写である。当たり前のことなのだが、この映画を見ていると当たり前に見えないのである。（実はまだ半分しか観ていないのだが…）

例えば何百万頭もの動物が一斉に群れを成して何千キロも移動するとか、画面が見えなくなるほどの鳥の大群が飛び立つ様子とか、人跡未踏の砂漠や氷河を餌を求めて孤独に徘徊する動物の姿、地球の森の三分の一を占める局地の針葉樹林…

地球上に生きるということはこんなにも厳しく、崇高で、美しいのかと思わずにはいられない。
その中には巧まざる笑いや祈りといった感覚すら生じさせる。

　自然とは何だろうか、生きるとは何だろうかと思わず考え込んでしまう。

　【“アース”公式サイト】http://earth.gyao.jp/