ベースボールと神道

               【お知らせ】
          一昨日、HPを更新致しました。
                  ご笑覧下さいませ
                   http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/



 今日は朝から境内の雪かきである。

 車に轢かれた圧雪は氷の板のようになっていてショベルではすくえないので、ツルハシで割る。雪かきは好きな作業だが、調子に乗ってツルハシを振り回していたら腰が痛くなった…
 住職はポンプで川の水をくみ上げて、境内にパイプを引き、雪を溶かし始めた。あっという間に雪が溶けていくのでちょっと悔しい…

 雪を良く見ると、ところどころ淡い青色に見えることに気が付いた。
 光線の加減なのだろうが、とても綺麗である。少し不思議な光景である。

 ラジオの天気予報によれば今晩は大雪とのこと。明日起きたら、どのくらい積もっていることやら…



 アトランタ・ブレーブスが13日付公式ホームページで、川上憲伸の入団を発表した。

 地元紙によると3年2300万ドル(約20億5000万円)という契約内容で、ブレーブスに球団史上初めての日本人選手が誕生した。

 記者会見の中で川上選手は「魂を込めて一球一球を投げる」と表現したそうである。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000027-jij-spo

 日本では「一球入魂」ということをよく言うが、何かに一生懸命取り組んだとき、そこに魂がこもるという考え方はもしかしたら、日本人の神道的な感性から生まれるのかなと思った。

 日本人は人間以外の動物も、木も草も、石も山も全てに魂や精が宿っているという感覚が心のどこかにあるように思う。

 みんな違う、でも同じものが宿っている…

 最初にその感性があったからこそ、仏教をはじめとする外来の思想や文化もすんなり受け入れられたのだろう。

 日本人の感性にはいろんなものが対等であって、違いを認めていいという感覚があるように思う。
 また、そのことと矛盾するようだが、余計なものをそぎ落として、ひたすらシンプルで、清いものにひとつになろうとする感性もあるように思う。

 日本人の中では神道も、仏教、儒教道教などが渾然となっているが、そのベースにあるのはどうも神道的なものではないかという感じがする。


 日本のアニメは世界的に高い評価を受けているが、人間以外の動物や植物が人間と同じように振舞うというのはまさに神道的な感性とつながるような気がする。

 日本でアニメが発達したのは、単に日本人のアニメーターが器用で繊細というだけでなく、日本人の心のどこかにそうしたアニメ的な世界観を受け入れる感覚がもともとあったのかもしれない。

 SMAPの「世界に一つだけのの花」という歌が好まれるがこの歌もやはりそうした感性につながるものがある。


 私の今年のテーマは<神道>である。


 日本人の中に生きる神道的なもの、そしてその感性がどのように仏教に結びつくのか…そんなことを少し考えてみたいと思っている。またまた妄想が暴走しそうであるが…