親子丼風の他人丼


【お坊様のレストラン】

 京都に行ったら暖かいことにびっくりした…

 Tシャツ姿の人まで居たのである。地元に帰ってくれば駅前の駐車場に止めておいた車のフロントガラスがパリパリに凍てついていた。ギャップがありすぎである…


 私も妻も魚は食べるが肉は食べないので、自宅のメニューはどうしても似たものになりがちである。時々あり合わせのもので普段作らないものを作ってみるが失敗したり、成功したり…

 妻の作る料理で最近のヒットはシーチキンと卵を使った丼である。肉の入らない他人丼であるが、ツナは海の鶏(シーチキン)とも言うので親子丼風の他人丼である。

 ツナのことを誰が<海の鶏>と言い出したのかしらないが、鶏肉をツナに代えて卵でとじるとなかなかしっかりした味になる。

 作り方はフライパンで玉ねぎを入れ、軽く焦げ目がつくくらい炒めたところにツナの缶詰を入れる。そこに溶き卵を入れてとじるだけである。味付けは醤油と味醂のみ。

 これを基本のレシピとして、冷蔵庫にある材料を適宜加える。
 椎茸などのキノコ類、長ネギなどの青物、カマボコ、刻んだ油揚げなどがオススメである。

 丼によそったご飯の上に盛り付け、刻んだ海苔、浅葱などをかける。好みで山椒、七味などをパラり。ツナ缶はサンドイッチに使うことが多いが、こうして和風の味付けにすると目先が変わって楽しい。