このわだつみの湯に浸かって

舞鶴ご近所日記】

暦の上で立春を迎えたからではないだろうが、気温が暖かくなった。寒い山寺の暮らしには有難い限りである。

兼務しているK寺に見回りに行くと、境内の周りに張った電気策が随分傷んでいた。
できるだけ修理したが、雪の重みで支柱の折れたのもあり、完全に復旧するにはまだ時間間がかかりそう。気になったのは境内に指の太さほどの細い溝が網目のように何本も走っていること。どうやら生き物の仕業らしい。檀家さんに聞くと野鼠ではないかとのこと。

年末以来大小の行事が続き、2月3日の節分でようやく一区切りである。
節分の後片付けも終わり、今日になってようやく開放感を実感した。

夕方はお約束で隣町のブックオフへ行く。
私は子供の頃から沢山の本や漫画に囲まれると不思議に心がのびのびして元気を取り戻す。
いいねえブックオフは…


ブログにコメントを頂く真琴さんから山寺の近くに温泉があると教えて頂いたので、夕食の後出掛けた。道が分からず国道沿いのファミマで聞いたら丁寧に教えて下さったので助かった。オマケにいつも完売していて実物を見たことのない幻の「Wクリームエクレア」を発見したので速攻ゲット!


【ブログわだつみの湯】http://blog.livedoor.jp/hamanasu2007/archives/53410812.html


わだつみの湯は海岸線のすぐそばにあり、駐車場で車を降りると潮の香りと波の音が身体を包まれる。温泉は海を見下ろす小高いロケーションにあり、本当なら海を一望できるはず。行った時間が遅かったので外は真っ暗で全く視界が利かない…


温泉は微かに潮の香りがする。なんか懐かしい気がした。というのは毎年、広島の倉橋島にあるお寺にお手伝いに行くが、その倉橋島には海のそばに温泉施設があり、その温泉もやはり潮の香りがするのである。海のそばの温泉というのはいいものである。

温度も適温で、身体が芯からじんわりあったまってくる。
私は普段、薪で焚いたお風呂に入っていて、これはこれでいいものだが温泉にはまた違う味わいがある。

この温泉は地下にかなり大規模な岩盤浴の施設がある。お値段は2000円とやや高めだが次回は是非体験したいと思っている。

海を見渡す眺望を楽しむにはやはり明るいうちがオススメである。
自動販売機には昔懐かしい「ハイシー」というオレンジ味の瓶飲料を売っているのも楽しい。